「注文住宅を建てようと思ってるんだけど、何から始めたらいいかわからない…」
「失敗せずに理想の注文住宅を建てる方法ってないの?」
この先の人生をずっと過ごす注文住宅、ぜったいに失敗したくないですよね。
家づくりの成功・失敗は、ハウスメーカー選びに大きく左右されます。
じつはそんな悩みを解決する、タウンライフ家づくりという無料サービスがあるんです。
この記事では、注文住宅を建てる際にタウンライフ家づくりを利用するメリット・実際に私が利用した体験談・利用方法をわかりやすく解説します。
読めば、ノーリスクで理想の注文住宅完成に一歩近づく方法がわかりますので、ぜひ最後まで読んでください。
タウンライフ家づくりを利用するメリット
タウンライフ家づくりとは、複数のハウスメーカー・工務店から間取りプランと見積もりを出してもらえるサービスです。
利用するメリットは、おもに以下の6つ。
- 営業マンに会う必要がない
- 間取りの提案力が高いメーカーがわかる
- 自分が希望している注文住宅の具体的な金額がわかる
- 時間と手間がかからない
- 提携しているメーカーが多いため選択肢が広い
- 「今すぐに建てたいわけではない」ひとでも気軽に利用できる
それぞれについて解説していきましょう。
営業マンに会う必要がない
ハウスメーカーの営業マンって、なんとなくガツガツしてそうであんまり会いたくないですよね?
私は今のところ11社のモデルハウスに行ったことがあるのですが、確かにハウスメーカーの営業マンと話していると、疲れます。
その点、タウンライフ家づくりなら営業マンと1度も会わずに間取りプラン・見積もりが送られてくるので、そういった疲れとは無縁です。
間取りの提案力が高いメーカーがわかる
ハウスメーカーのホームページを見ても、どんな間取りが実現可能なのか、イマイチわかりにくいですよね。
その点、タウンライフ家づくりでは、おなじ条件で複数のハウスメーカー・工務店に間取りプランを出してもらえます。
送られてきた間取り図を見れば、どのメーカーがもっとも自分の要望に合った提案をしてくれたか、ひと目で判断できるでしょう。
自分が希望している注文住宅の具体的な金額がわかる
注文住宅の価格って、車や家電と違って金額が決まっているわけでもないですし、いくらで建てられるのか見当がつかないですよね。
調べれば坪単価の目安は出てきますが、金額にふり幅があって、正確な金額を出すことはできません。
タウンライフ家づくりでは、送られてきた見積もりを見ることで、自分の希望している家の具体的な価格がわかります。
時間と手間がかからない
タウンライフ家づくりのアンケート記入にかかる時間は、わずか3分程度です。
自宅にいながら利用できるので、住宅展示場で1社1社間取りと見積もりの作成をたのんでまわる手間を考えると、どちらが楽かはいうまでもありません。
ほかのことに使える時間がグッと増えます。
提携しているメーカーが多いため選択肢が広い
タウンライフ家づくりで提携しているメーカーは、全国で1,140社以上。
大手ハウスメーカーから地元の工務店まで、幅広い選択肢が用意されています。
「今すぐに建てたいわけではない」ひとでも気軽に利用できる
タウンライフ家づくりは、間取りプランと見積もりを出してもらうだけのサービスであり、契約を急かされるものではありません。
そのため、「今すぐに建てたいわけではない」「最近興味を持ち始めたばかり」というひとでも気軽に利用して大丈夫です。
家づくりの第一歩として便利に使いましょう。
タウンライフ家づくりのデメリットと対策
あえてデメリットを挙げるとすれば、メーカーによっては依頼してから間取りプランと見積もりが送られてくるまでに、日数がかかることですね。
もし依頼してから10日経っても何の連絡もないメーカーがあったら、そのメーカーのホームページにアクセスして、お問い合わせフォームから催促のメールを送りましょう。
そうすると1~2営業日以内に担当の営業マンから返信が来て、1週間以内には間取りプランと見積もりを送ってくれます。
私も2社依頼したうちの1社はなかなか連絡が来ず、しびれを切らして催促のメールを送ったところ、その後1週間以内に送られてきました。
おとなしく待つメリットはないので、「遅い!」と感じたらすぐに催促して大丈夫です。
タウンライフ家づくりを利用した結果
私はタウンライフ家づくりを利用して、積水ハウスとパナソニックホームズの2社に間取りプランと見積もりの作成依頼をしました。
この2社を選んだ理由は、以下のとおりです。
- 積水ハウス…以前に住宅展示場で話した営業マンの印象が100点満点だったから
- パナソニックホームズ…パナソニックの家電が好きで安心感があるから
そして、「完全分離型の二世帯住宅」という前提で、間取りの要望として以下の条件を出しました。
<1階の間取り要望>
- 1部屋和室がほしい(6畳以下)
- 「キッチンとダイニング」、「リビング」をそれぞれ独立させる
- 6畳くらいの洋室を2部屋
- リビングは8畳くらい
- キッチンに勝手口をつけて庭に洗濯物を干せるようにする
<2階の間取り要望>
- 1階とおなじく「キッチンとダイニング」、「リビング」を独立させる
- 洋室4部屋(8畳1部屋・6畳3部屋)
- 6畳の洋室のうち1部屋にはウォークインクローゼットをつける
- バルコニーを設置し、少しぐらい雨が降っても洗濯物が濡れないように屋根と壁で囲う
- 全体的に光を取り入れて明るめに
<その他の要望>
- 車2台分のビルトインガレージを設置する
- 全館空調もしくは全館床暖房をつける
- 太陽光発電システムと蓄電池を設置
それではこの条件を踏まえて、それぞれのメーカーから送られてきたものを見ていきましょう。
積水ハウスから送られてきたもの
積水ハウスからは以下のものが送られてきました。
外観のイメージ図です。
ビルトインガレージは敷地の都合で実現できなかったようですが、代わりにカーポートがついていて、雨の日でも濡れずに車から乗り降りできるようになっていますね。
2階のバルコニーも要望どおり。
こちらは間取り図です。1階の間取りはまさに要望どおり。
2階も洋室各部屋が希望していた6畳より若干せまくなっているものの、5.2畳~5.9畳なので、大きな差はありません。
出した要望をきちんと形にしてくれた間取りだと思います。
そしてこちらは見積書。
「要望に合った土地が見つからなかった」とのことで、土地代は30,000,000円で仮設定して見積もりを出してくれました。
総額は94,571,000円です。
依頼を出してからわずか1週間程度で、ほぼ完ぺきな間取りプランと見積もりを送ってきてくれた積水ハウス。
やはり元年間着工戸数1位の一流メーカーは、仕事が早くて正確ですね。
パナソニックホームズから送られてきたもの
つづいて、パナソニックホームズからは以下のものが送られてきました。
外観と2階リビングのイメージ図です。
ビルトインガレージはやはり実現が難しかったものの、カーポートを設置しているので雨の日でも濡れずに車から乗り降りできそうですね。
リビングは東向きに採光用の窓がついていて、「光を取り入れて明るめに」という要望に応えてくれました。
こちらは間取り図。
間取りは1階・2階ともに要望どおりの部屋数になっています。
「キッチンとダイニング」、「リビング」も仕切りがついていて、しっかり独立していますね。
ただ、全体的に出した要望よりもうんとせまいです。
営業マンから来たメールによると、「価格が高くなりすぎないように配慮して、あえてこのようにしました」とのこと。
見積もりは紙ではなくメールで送られてきて、総額55,000,000円でした。
依頼を出してから間取りプランと見積もりが送られてくるまで、約2ヶ月かかりました。
かなり待たされましたが、送られてきた間取りプランがきちんと要望を反映したうえで専門的な意見を取り入れたものだったので、満足です。
2社の間取りプランと見積もりを見比べてわかったこと
タウンライフ家づくりから2社に依頼してみて、わかったことをまとめると、下の表のようになります。
メーカー | 間取りプラン | 対応の早さ | 価格 | 総合評価 |
積水ハウス | ◎ | ◎ | △ | 1位 |
パナソニックホームズ | 〇 | × | 〇 | 2位 |
やはり対応が早くて間取りプランもしっかりしている、積水ハウスがいちばん私の理想に合っていると感じました。
パナソニックホームズは提案内容はよかったものの、対応が遅すぎて、契約して家を建てるのが不安です。
価格はパナソニックホームズのほうが安いですね。ただし、要望どおりの間取りにしたら金額はもっと跳ね上がるでしょう。
このように、間取りプランと見積もりを比較すると、どのメーカーが自分の理想に合っているかがひと目でわかります。
じつは私は2社とも住宅展示場で営業マンと話したことがあり、今回のタウンライフ家づくりで担当になったのもおなじ2人でした。
実際に話した印象とタウンライフ家づくりでの対応を見比べても、イメージがまったく変わらなかったので、営業マンの質を見るという意味でも役に立つサービスだな、と感じました。
タウンライフ家づくりの流れ
それでは、タウンライフ家づくりの利用の流れについて解説していきましょう。
まずはタウンライフ家づくりにアクセスします。
「家づくり計画書の作成依頼スタート」というところをクリック。
↑この画面が出て、質問に答える形式であなたの理想の家について選択していきます。
↑とくに重要なのが、この自由に希望を書ける欄です。
要望がないと理想どおりの間取りプランがつくれないので、なるべく具体的に細かいことまで書きましょう。
ガツガツした営業をかけられたくない方は、「電話営業・訪問営業はしないでください」と書いておくと安心です。
私もそのように書いたところ、電話と訪問は1度もなく、確認のメールが1社につき1~2通来ただけでした。
理想の家についての質問に答え終わったら、次はあなたの名前や住所・連絡先を入力します。
さらに次のページでは、先ほど入力したエリアのなかで依頼可能なハウスメーカー・工務店が表示されるので、依頼したいメーカーにチェックを入れてください。
どのメーカーに依頼していいかまったくわからない場合は、「まとめて選択」にチェックを入れて全社に依頼してみましょう。
絞るのは間取りプランと見積もりを比較してからゆっくりで大丈夫です。
「電話営業・訪問営業はしないでください」と先ほどの間取り希望の欄に書いていれば、ガツガツした営業はありません。
私もそのような営業は大嫌いなので、タウンライフ家づくりはその点安心ですよ。
ハウスメーカー・工務店を選び、「お申し込みを完了する」をクリックしたら依頼完了です。おつかれさまでした!
総評:タウンライフ家づくりの利用に知識は不要
タウンライフ家づくりを利用してみて、自分の理想どおりの家を建てるととんでもない金額になることがわかりました。
しかし、それでも夢をかなえてくれようとするメーカーや、「現実的にこうしたら実現できますよ」と専門的なアドバイスをくれるメーカーもいます。
私一人で想像しているだけではわからなかった金額の相場がわかったことで、次は「どこを削っていくか考える」という第二のステップに進むことができて、収穫は大きかったですね。
「こんな要望を出したら恥ずかしいんじゃないか…」
「知識もないのに間取りの要望なんて出せない…」
もしかしたらこのような不安を抱えているかもしれませんが、最初から知識があって完璧な要望が出せるひとなんていません。
むしろ知識がない状態で1社に絞ってしまうと、もっといいプランが存在したことを知らずに家が建ってしまうので、さきに複数社の間取りを比較することをおすすめします。
ここまで書いてきましたが、住宅展示場を何時間もかけてまわって掴んできた各社の印象を、自宅にいながらの手軽なサービスでおなじように得られるのはすごいと思いました。
何社に依頼しても料金は一切かからないので、気軽に利用してくださいね。