「アイダ設計で家を建てようと思ってるんだけど、標準仕様ではどんな設備がついてるの?」
「アイダ設計の標準仕様について、くわしく知りたい!」
ハウスメーカーの標準仕様って、ホームページを見ても書いていないし、調べるのが面倒ですよね。
この記事では、アイダ設計の標準仕様(標準装備)について、メーカーから商品名・機能性・特長までくわしく解説します。
読めばどんな設備がついているか理解できますので、ぜひ最後まで読んでください。
アイダ設計の標準仕様(標準装備)
それではさっそく解説していきます。
キッチンはリクシル or クリナップ
キッチンは、リクシルとクリナップの2メーカーから選択可能です。
リクシル製「AS」
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
リクシル製のキッチンは、「AS」。
「AS」はリクシルの「アレスタ」という商品をベースにしたキッチンで、仕様は「アレスタ」とほぼおなじです。
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
吐水口に内蔵されたセンサーが物や手の位置と動きを感知して、吐水と止水を自動でしてくれます。
この機能がいらなければ、手動の水栓も選択可能です。
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
浄水を使いたい場面では、手をかざすだけで浄水に切り替え。
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
シンクには人造大理石を使用し、熱い鍋を置いても変形・変色がしにくく、高い位置から缶詰を落としても割れにくいつくりになっています。
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
下方にいくほどひろびろと水が広がる「ひろびろシャワー」で、大きなものから小さなものまで効率よく洗えます。
たとえば水が通り抜けてすすぎ洗いが面倒なザルも、「ひろびろシャワー」ならかんたんにすすぐことが可能です。
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
収納スペースは内部を立体的に使うことで、収納力はもちろん、道具の取り出しやすさにも配慮しています。
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
レンジフードは、10年間内部の掃除が不要な「よごれんフード」。
10年間汚れがいっさいつかないという意味ではなく、従来のレンジフードの1年分の油がつくまでに10年かかる仕様になっている、という意味です。
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
汚れがつきにくい理由は、オイルスマッシャー機構によるもの。
フードに高速回転するディスクがついており、吸い込んだ油煙を空気と油にわけて、きれいな空気だけをフード内部に取り込む仕組みになっているからです。
クリナップ製「KT」
(画像引用:クリナップホームページ http://cleanup.jp/)
クリナップ製のキッチンは、「KT」。
「KT」はクリナップの「ラクエラ」という商品をベースにしたキッチンで、仕様は「ラクエラ」とほぼおなじです。
(画像引用:クリナップホームページ http://cleanup.jp/)
「KT」の特長は、ワークトップの素材を「アクリストン」・「コーリアン」・「ステンレス」の3種類から選択できることです。
「アクリストン」と「コーリアン」には以下のような長所があります。
- 衝撃に強くて割れにくい
- 調味料や洗剤で変色しにくい
- 美しい色合いが長持ちする
- 熱で変色しにくい
「ステンレス」には表面が傷ついても自然に再生するという特長があり、やはり耐久性の高さでは前者2つに引けを取りません。
(画像引用:クリナップホームページ http://cleanup.jp/)
画像は上から「アクリストン」・「コーリアン」・「ステンレス」です。どれをえらぶかは見た目の好みで判断するといいでしょう。
(画像引用:クリナップホームページ http://cleanup.jp/)
シンクには、「アクリストン」と通常の「ステンレス」のほかに、水あかのつきにくい「美サイレントシンク」も選択可能。
エンボス加工を施しているのでキズがつきにくく、美しさが長持ちします。
シンク裏の底面・側面は、作業音を抑える制振構造となっており、水道水がシンクに当たる際の騒音を40dB(従来品は60dBだった)に抑えるという特長も。
(画像引用:クリナップホームページ http://cleanup.jp/)
「KT」のガスコンロには、
- 揚げもの温度調節機能
- 自動湯わかし機能
- 自動炊飯機能
の3つの機能がついています。
「揚げもの温度調節機能」では、油の温度を140℃~200℃に設定可能。一定温度に保つのがむずかしい油も、自動で火力調節して設定温度をキープします。
「自動湯わかし機能」は、お湯がわくと自動消火する安心・便利機能。自動消火と保温が可能です。
炊飯ボタンを押すだけでコンロが自動で火力調節し、約30分でガス火炊きのごはんを炊き上げる「自動炊飯機能」も大きな魅力のひとつ。
(画像引用:クリナップホームページ http://cleanup.jp/)
「KT」には、料理を楽しくするガスオーブンをビルトインさせることもできます。
お風呂はリクシル or ハウステック
お風呂は、リクシルとハウステックの2メーカーから選択可能です。
リクシル製「アライズ」
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
リクシル製のお風呂は、「アライズ」。
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
「アライズ」では、お湯が真上から降り注ぐ、フルフォールシャワーを搭載。
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
シャワーの高さは片手でかんたんに変更可能です。
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
カウンターを壁から外せるようになっており、カウンター裏の壁や床をラクに掃除できます。
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
直径80mmのボトルを3本並べて置ける、コーナーシェルフ。
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
コーナーシェルフも取り外して洗えます。
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
「アライズ」の床は、掃除のしやすい「キレイサーモフロア」。
従来の床よりもスポンジが奥まで届きやすいのが特長です。
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
さらに、汚れがつきにくいように特殊な表面処理がほどこされています。
頭を洗ったりシャワーを浴びると皮脂汚れが床につきますが…、
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
はつ油基(油をはじく成分)があるので、床表面に皮脂汚れが固着しにくい。
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
同時に、親水基(水となじむ成分)によって、流した水が皮脂汚れをうまく洗い流してくれます。
「キレイサーモフロア」はこのように掃除がしやすいことのほかに、独自の断熱構造によって足に冷たさを感じにくいのもメリットのひとつです。
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
「アライズ」は、浴槽の排水を利用して排水口にうずを起こし、排水口のなかを洗浄する構造になっています。
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
髪の毛もうずによってまとめてくれるので、片手でポイッと捨てるだけで処理完了。
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
排水口内部は、従来のお風呂にくらべて凹凸が少なく、奥まで手が届きやすい構造になっているため、こすり洗いが楽です。
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
「アライズ」の浴槽は保温構造になっており、4時間放置した場合の温度変化はわずか-2.5℃。生活時間の異なる家族で使う場合も、沸かしなおしの必要がありません。
ハウステック製「フェリテ」
(画像引用:ハウステックホームページ https://www.housetec.co.jp/)
ハウステック製のお風呂は、「フェリテ」。
(画像引用:ハウステックホームページ https://www.housetec.co.jp/)
「フェリテ」のシャワーからは、カビの栄養源となるせっけんカスの発生を抑える、「クリン軟水」が出てきます。
(画像引用:ハウステックホームページ https://www.housetec.co.jp/)
せっけんカスの発生を抑えることで、洗い上がりの肌はしっとりすべすべに。
頭を洗う際はシャンプーの洗浄力をうまく引き出すため、髪も地肌もしっかり洗えて、乾かすと指がスルッと通ります。
(画像引用:ハウステックホームページ https://www.housetec.co.jp/)
上の画像は、洗顔後の肌をくらべたものです。
一般の水道水で洗った肌がつっぱっているのに対して、「クリン軟水」で洗った肌はつるつるしているのがわかります。
(画像引用:ハウステックホームページ https://www.housetec.co.jp/)
こちらは洗髪後の髪をくらべた画像。
一般の水道水で洗った髪がパサパサしているのに対して、「クリン軟水」で洗った髪はしっとりしているのがわかりますね。
(画像引用:ハウステックホームページ https://www.housetec.co.jp/)
「フェリテ」には、掃除がかんたんな「除菌楽すてヘアキャッチャー」を搭載。
たまった髪の毛に直接触れることなく、取り外してゴミ箱に捨てることが可能です。
さらに、銅の力でぬめりとニオイを抑え、雑菌の繁殖を防ぎます。
(画像引用:ハウステックホームページ https://www.housetec.co.jp/)
排水口内部にも銅プレートを設置することで、銅イオンが封水に溶けだし、ぬめりやニオイの原因菌を除菌する仕組みです。
(画像引用:ハウステックホームページ https://www.housetec.co.jp/)
上の画像は、「除菌楽すてヘアキャッチャー」に使う銅片に、菌を接種した実験の結果。
接種してから24時間後にはきれいに消えており、浴室に存在する代表的な微生物(大腸菌・黄色ブドウ球菌・メチロバクテリウム)に対する抗菌効果が確認されました。
(画像引用:ハウステックホームページ https://www.housetec.co.jp/)
「フェリテ」の浴槽の高さは、従来の浴槽よりも6cm低い、39cmで設計されています。
理由は、39cmは女性の平均的なひざ下長さであり、どんなひとが入る場合でも足を上げる動作が少なくて済むからです。
(画像引用:ハウステックホームページ https://www.housetec.co.jp/)
またぎ高さが低いと、無理な姿勢をとらなくても、洗い場から掃除ができます。
(画像引用:ハウステックホームページ https://www.housetec.co.jp/)
浴槽底面と洗い場床との段差も0cm。
足を自然に下ろしやすく姿勢が安定するので、より安心です。
(画像引用:ハウステックホームページ https://www.housetec.co.jp/)
「フェリテ」は、フロイスにすわったときの使い勝手を考慮した高さに、水栓とカウンターを設計。
楽な動作で身体を洗えて便利です。
(画像引用:ハウステックホームページ https://www.housetec.co.jp/)
立ってシャワーを出すときは、上面からワンタッチでお湯が出ます。
(画像引用:ハウステックホームページ https://www.housetec.co.jp/)
すわったときは正面からワンタッチ。
(画像引用:ハウステックホームページ https://www.housetec.co.jp/)
75cmの高さのカウンターは、洗い場での立ちすわりの際に手をかけるのに最適です。
(画像引用:ハウステックホームページ https://www.housetec.co.jp/)
浴槽への出入りの際にも身体を支えられます。
(画像引用:ハウステックホームページ https://www.housetec.co.jp/)
下部のカウンターは、取り外すことが可能。
従来のお風呂では掃除しづらかった、裏側も壁面もカウンター下も、気になるところすべてをかんたんにまる洗いできます。
(画像引用:ハウステックホームページ https://www.housetec.co.jp/)
カウンターを浴槽に引っかければ、テーブル代わりに。
タブレットを置いて、入浴しながら動画や音楽を楽しむのもいいでしょう。
(画像引用:ハウステックホームページ https://www.housetec.co.jp/)
「フェリテ」の床は、微細な空気層をふくむ特殊素材を独自の製法で一体化させた、「温クリンフロア」。
冷たくなりにくく、入浴時のヒヤリ感を軽減します。
(画像引用:ハウステックホームページ https://www.housetec.co.jp/)
「フェイスクリン浴槽」と名付けられた浴槽には、汚れ落ちのよさが長期間続くというメリットが。
上の画像は、10年使用相当品の一般的な浴槽と「フェイスクリン浴槽」の汚れを、おなじ条件で掃除して比較したものです。
一般的な浴槽に汚れが残っているのに対し、「フェイスクリン浴槽」は完全に汚れが落ちているのがわかりますね。
洗面台はリクシル製「MV」
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
洗面台は、リクシル製「MV」。
「MV」は2021年7月現在リクシルのホームページに載っていないので、ほぼおなじ商品であるL.C.の画像を使って機能性を紹介していきます。
MVとL.C.の違いは、
- 収納スペースの扉に取っ手がついているか否か(L.C.にはついている)
- 扉が静かに閉まるソフトクローズがついているか否か(L.C.にはついている)
- 収納スペースの広さが若干L.C.のほうが広い
- 照明スイッチの形がMVはカチカチするタイプでL.C.はプッシュ式
以上4点で、機能性は変わりません。
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
特長として、水栓取り付け部が隠れており、一般的な水栓と違ってすき間に水がたまらないので、汚れがつきにくいです。
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
洗面器と一体成型のカウンターになっていて、つなぎ目の凹凸がないため、拭き掃除がかんたんにできます。
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
「MV」は手をかざすだけでセンサーが感知し、自動で湯水が出てきます。
ハンドルを引けば手動で湯水を出すこともでき、自動と手動の切り替え操作は必要ありません。
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
水温30℃以下は青、温度が上がるにつれて黄色→オレンジ→赤と光の色が変化する「ルミナスサイン」つき。さわらなくても水かお湯か見た目で判断できます。
また、手をかざせば約1秒でお湯が出てくるので、お湯待ちの無駄な捨て水や待ち時間がありません。
トイレはリクシル製「ECO5」
トイレは、リクシル製「ECO5」。
従来のトイレよりも70%の節水効果があり、4人家族の場合2日間でお風呂1杯(180L)ぶんの水が節約できます。
ここまで書いてきましたが、お風呂の「フェリテ」なんかはとくに女性に優しくつくられていますね。
この記事を読んだことで、アイダ設計の標準仕様についての疑問が解消されれば幸いです。
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