「ユニバーサルホームで家を建てたいんだけど、年収っていくら必要?」
「月々の支払い額ってどれくらいになるの? 年収3,000,000円でも建てられるかな?」
注文住宅の値段、車や電化製品と違ってはっきりした額が決まっていないし、いくら用意すればいいのかわかりにくいですよね。
この記事では、ユニバーサルホームで家を建てるには年収はいくら必要か、それに満たない年収で建てるにはどうしたらいいかをわかりやすく解説します。
実際にユニバーサルホームで建てたひとの実例を挙げながら解説しますので、ぜひ最後まで読んでください。
ユニバーサルホームで家を建てたひとの年収
ユニバーサルホームで家を建てたひとの口コミを調べると、年収は4,500,000円~6,500,000円程度となっています。
建築費用は19,800,000円~23,000,000円で、年収の3.04倍~4.41倍の家を建てているのが実情です。
年収6,500,000円で19,800,000円の家を建てたひとは、さらに土地代を加えて支払い総額が36,200,000円と、5.56倍の金額に。
頭金はわずか500,000円しか用意しておらず、資金がそれほど多くなくても年収の5.56倍程度であれば実現可能だということがわかります。
また、他のハウスメーカーで建てたひとの口コミを参考にすると、土地代を含めた費用が年収の8倍程度であれば、無理のない返済計画が立てられるという計算結果が出ています。
ユニバーサルホームで家を建てるには年収はいくら必要か
では実際にいくつかの商品を例に出して、必要な年収がいくらになるか計算していきましょう。
対象とする商品は以下の3つです。
商品名 | 特徴 |
ラビスタ | 木造軸組み2階建て |
フラットワン | 〃平屋 |
つどい | 〃3階建て |
なお支払いの条件としては、次のとおりで計算します。
- 頭金を本体価格の2割用意する
- 35年ローン(金利1.24%で固定)
- ボーナス払いなし
- 元利均等返済
ラビスタの必要年収
(画像引用:ユニバーサルホームホームページ https://www.universalhome.co.jp/)
木造軸組み工法2階建てのラビスタ。坪単価の目安は400,000円~500,000円です。
わかりやすくするために坪単価を450,000円と仮定して、ラビスタを延べ床面積30坪~60坪で建てた場合で計算すると、支払い額は下の表のようになります。
(※実際は延べ床面積が上下すると坪単価も変わるので、正確な金額ではありませんが、坪単価がいくら変動するかは断言できないため、この記事では一定で計算します。詳しくは以下の記事を参照してください。)
費用 | 30坪の場合 | 40坪の場合 | 50坪の場合 | 60坪の場合 |
本体価格 (消費税込み) |
14,850,000円 | 19,800,000円 | 24,750,000円 | 29,700,000円 |
頭金 | 2,970,000円 | 3,960,000円 | 4,950,000円 | 5,940,000円 |
月々の支払い額 | 35,000円 | 47,000円 | 59,000円 | 70,000円 |
平均的な40坪の家であれば、月々の支払い額は47,000円。30坪の小さな家でもよければ、月々の支払い額は35,000円です。
ただし、土地を持っていない場合はこれに加えて土地代がかかります。土地代はピンキリですが、東京都内や首都圏に住むのであれば30,000,000円は見ておきましょう。
さらに、注文住宅を建てる際は本体価格とは別に諸費用がかかります。金額は本体価格と土地代を足した金額の2割~3割程度。
仮に30,000,000円の土地を購入してラビスタを建てるとしたら、以下の計算でおおざっぱな支払い総額が出せます。
・30坪の場合
(本体価格14,850,000円+土地代30,000,000円)×1.25=56,062,500円
・40坪の場合
(本体価格19,800,000円+土地代30,000,000円)×1.25=62,250,000円
・50坪の場合
(本体価格24,750,000円+土地代30,000,000円)×1.25=68,437,500円
・60坪の場合
(本体価格29,700,000円+土地代30,000,000円)×1.25=74,625,000円
土地代と諸費用をあわせると、支払い総額は30坪で56,062,500円です。
年収の8倍でこの金額になるとすれば、ラビスタを建てるには7,007,812円の年収が必要という計算になります。
ちなみに諸費用の内訳については以下の記事で詳しく解説しているので、詳細まで知りたい方はこちらもあわせて参考にしてみてください。
フラットワンの必要年収
(画像引用:ユニバーサルホームホームページ https://www.universalhome.co.jp/)
木造軸組み工法平屋のフラットワン。坪単価の目安は400,000円~500,000円です。
450,000円の計算例は先ほど解説したので、ここでは500,000円で計算します。
フラットワンを延べ床面積30坪~60坪で建てた場合で計算すると、支払い額は下の表のようになります。
費用 | 30坪の場合 | 40坪の場合 | 50坪の場合 | 60坪の場合 |
本体価格 (消費税込み) |
16,500,000円 | 22,000,000円 | 27,500,000円 | 33,000,000円 |
頭金 | 3,300,000円 | 4,400,000円 | 5,500,000円 | 6,600,000円 |
月々の支払い額 | 39,000円 | 52,000円 | 65,000円 | 78,000円 |
平均的な40坪の家であれば、月々の支払い額は52,000円。30坪の小さな家でもよければ、月々の支払い額は39,000円です。
では、30,000,000円の土地を購入してフラットワンを建てると仮定し、諸費用を含めておおざっぱな支払い総額を出してみましょう。
・30坪の場合
(本体価格16,500,000円+土地代30,000,000円)×1.25=58,125,000円
・40坪の場合
(本体価格22,000,000円+土地代30,000,000円)×1.25=65,000,000円
・50坪の場合
(本体価格27,500,000円+土地代30,000,000円)×1.25=71,875,000円
・60坪の場合
(本体価格33,000,000円+土地代30,000,000円)×1.25=78,750,000円
土地代と諸費用をあわせると、支払い総額は30坪で58,125,000円です。
年収の8倍でこの金額になるとすれば、フラットワンを建てるには7,265,625円の年収が必要という計算になります。
つどいの必要年収
(画像引用:ユニバーサルホームホームページ https://www.universalhome.co.jp/)
木造軸組み工法3階建てのつどい。坪単価の目安は450,000円~550,000円です。
500,000円の計算例は先ほど解説したので、ここでは550,000円で計算します。
つどいを延べ床面積30坪~60坪で建てた場合で計算すると、支払い額は下の表のようになります。
費用 | 30坪の場合 | 40坪の場合 | 50坪の場合 | 60坪の場合 |
本体価格 (消費税込み) |
18,150,000円 | 24,200,000円 | 30,250,000円 | 36,300,000円 |
頭金 | 3,630,000円 | 4,840,000円 | 6,050,000円 | 7,260,000円 |
月々の支払い額 | 43,000円 | 57,000円 | 72,000円 | 86,000円 |
平均的な40坪の家であれば、月々の支払い額は57,000円。30坪の小さな家でもよければ、月々の支払い額は43,000円です。
では、30,000,000円の土地を購入してつどいを建てると仮定し、諸費用を含めておおざっぱな支払い総額を出してみましょう。
・30坪の場合
(本体価格18,150,000円+土地代30,000,000円)×1.25=60,187,500円
・40坪の場合
(本体価格24,200,000円+土地代30,000,000円)×1.25=67,750,000円
・50坪の場合
(本体価格30,250,000円+土地代30,000,000円)×1.25=75,312,500円
・60坪の場合
(本体価格36,300,000円+土地代30,000,000円)×1.25=82,875,000円
土地代と諸費用をあわせると、支払い総額は30坪で60,187,500円です。
年収の8倍でこの金額になるとすれば、つどいを建てるには7,523,437円の年収が必要という計算になります。
ユニバーサルホームの家を〇〇の年収で建てるには
(画像引用:ユニバーサルホームホームページ https://www.universalhome.co.jp/)
ここまでは30,000,000円の土地を買う前提で必要な年収を出してきましたが、もちろん土地代にいくらかけるかは個人の自由です。
ここからは、
- 年収3,000,000円
- 年収4,000,000円
- 年収5,000,000円
これら3つの年収でユニバーサルホームの家を建てるにはどうすればいいかを見ていきましょう。
年収3,000,000円の場合
年収3,000,000円の場合、8倍で計算すると、24,000,000円。
先ほど例として挙げたなかでもっとも安い30坪のラビスタが、本体価格14,850,000円なので予算内です。
諸費用を考慮すると、土地代につかえるのは5,437,500円。5,437,500円の土地は東京都内で見つけるのは困難ですが、首都圏や地方であれば選択肢はあります。
頭金2,970,000円+諸費用5,071,875円の計8,041,875円用意して、月々の支払いは51,000円です。
年収3,000,000円というと月収が250,000円あるわけですから、夫婦2人で生活するぶんには困らないでしょう。
年収4,000,000円の場合
年収4,000,000円の場合、8倍で計算すると、32,000,000円。
この予算であれば、30坪のラビスタが予算内で建てられて、諸費用を考慮しても土地代として10,750,000円つかえます。
この場合、頭金2,970,000円+諸費用6,400,000円の計9,370,000円用意して、月々の支払いは67,000円。
年収4,000,000円ということは月収が333,000円あるわけですから、頭金と諸費用さえ用意できれば、支払い自体はそれほどきつくないでしょう。
年収5,000,000円の場合
年収5,000,000円の場合、8倍で計算すると、40,000,000円。
これぐらい予算があれば、40坪のつどいも建てられます。
本体価格が24,200,000円なので、諸費用を考慮すると土地代につかえるのは7,800,000円です。
頭金4,840,000円+諸費用8,000,000円の計12,840,000円用意するとして、月々の支払いは80,000円。
年収5,000,000円というと月収が416,000円あるわけですから、これぐらい支払いがあっても余裕を持って暮らせるでしょう。
「家は小さくていいからもう少し土地にこだわりたい」ということであれば、30坪のつどい(本体価格18,150,000円)を建てて、土地代に13,850,000円まわすこともできます。
その場合は頭金3,630,000円+諸費用8,000,000円の計11,630,000円用意して、月々の支払いは84,000円です。
ここまで書いてきましたが、無理のない返済計画を立てるために、頭金は本体価格の2割以上の額を用意しておきましょう。
この記事を読んだことで、ユニバーサルホームで家を建てるには年収いくら必要かという疑問が解消されることを願っています。
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