「家を建てようと思ってるんだけど、せっかく建てるなら風水にこだわりたいな」
「トラブルに巻き込まれないようになる間取りってあるの? 土地のえらびかたも教えてほしい!」
人生で一度の家づくり、運気の悪い家を建てて後悔したくないですよね。
この記事では、新築の家をトラブルに巻き込まれない家にする方法を、世界中で人気の高い八宅風水の観点から、わかりやすく解説します。
読めば、安心安全な新居生活が送れるようになりますので、ぜひ最後まで読んでください。
トラブルに巻き込まれないための風水的3つのポイント
トラブルに巻き込まれない家を建てるために、守らなければいけないポイントがあります。
それは、
- 吉方位(延年・伏位)に居住スペースをつくる
- 凶方位に水回り設備を設置する
- 運気の悪い土地をえらばない
以上の3つ。
この3つのポイントを守るだけで、風水上トラブルに巻き込まれない家が完成します。
いきなり「延年」や「伏位」といわれてもピンと来ないと思いますので、順を追って解説しますね。
トラブル回避の間取りにするために自分と家族のタイプをチェック
まずは3つのポイントのうち前半2つ、間取りについてです。
八宅風水では、人間を以下の8つのタイプに分けて考えます。
- 乾(けん)
- 兌(だ)
- 離(り)
- 震(しん)
- 巽(そん)
- 坎(かん)
- 艮(ごん)
- 坤(こん)
下の表に何年生まれのひとがどのタイプに属するかをまとめたので、まず自分と家族がどのタイプかを確認しましょう。
生まれた年 | 男性 | 女性 |
昭和3・12・21・30・39・48・57・
平成3・12・21・30 |
離(り) | 乾(けん) |
昭和4・13・22・31・40・49・58・
平成4・13・22・ 令和1 |
艮(ごん) | 兌(だ) |
昭和5・14・23・32・41・50・59・
平成5・14・23・ 令和2 |
兌(だ) | 艮(ごん) |
昭和6・15・24・33・42・51・60・
平成6・15・24・ 令和3 |
乾(けん) | 離(り) |
昭和7・16・25・34・43・52・61
平成7・16・25・ 令和4 |
坤(こん) | 坎(かん) |
昭和8・17・26・35・44・53・62・
平成8・17・26・ 令和5 |
巽(そん) | 坤(こん) |
昭和9・18・27・36・45・54・63・
平成9・18・27・ 令和6 |
震(しん) | 震(しん) |
昭和10・19・28・37・46・55・
平成1・10・19・28・ 令和7 |
坤(こん) | 巽(そん) |
昭和11・20・29・38・47・56・
平成2・11・20・29・ 令和8 |
坎(かん) | 艮(ごん) |
ただし、風水では元旦ではなく2月の節入り(立春)を1年の区切りとします。
節入り前に生まれたひとは前年生まれの扱いになりますので、注意してください。
また、節入り日時はその年によって変わってきます。
各年の節入り日時は以下のサイトで確認可能です。2月4日~5日生まれで、なおかつ出生時間のわかる方は確認しておきましょう。
節入り早見表
それでは、それぞれのタイプによるトラブルに巻き込まれない間取りを解説していきます。
乾(けん)タイプにとってのトラブルに巻き込まれない間取り
乾(けん)タイプのひとにとってのトラブルに巻き込まれない間取りは、以下のとおり。
- 南西と北西に寝室・リビング・仕事部屋(勉強部屋)のいずれかをつくる
- 南・東・北・南東にキッチン・お風呂・トイレのいずれかを設置する
南西は「延年」、北西は「伏位」にあたる方位です。
「延年」に居住スペースをつくると協調性が高まり、周囲とのコミュニケーションが深まって、トラブルや争いごとを避ける効果があります。
「伏位」に居住スペースをつくると物事が安定して平和に過ごせるようになり、とつぜんの事故や不幸に襲われる心配がありません。
南・東・北・南東は凶方位にあたり、水回りを設置すると凶作用を流し去ってくれるので、風水的に最適な間取りとなります。
兌(だ)タイプにとってのトラブルに巻き込まれない間取り
兌(だ)タイプのひとにとってのトラブルに巻き込まれない間取りは、以下のとおり。
- 北東と西に寝室・リビング・仕事部屋(勉強部屋)のいずれかをつくる
- 東・南・南東・北にキッチン・お風呂・トイレのいずれかを設置する
北東は「延年」、西は「伏位」にあたる方位です。
「延年」に居住スペースをつくると協調性が高まり、周囲とのコミュニケーションが深まって、トラブルや争いごとを避ける効果があります。
「伏位」に居住スペースをつくると物事が安定して平和に過ごせるようになり、とつぜんの事故や不幸に襲われる心配がありません。
東・南・南東・北は凶方位にあたり、水回りを設置すると凶作用を流し去ってくれるので、風水的に最適な間取りとなります。
離(り)タイプにとってのトラブルに巻き込まれない間取り
離(り)タイプのひとにとってのトラブルに巻き込まれない間取りは、以下のとおり。
- 北と南に寝室・リビング・仕事部屋(勉強部屋)のいずれかをつくる
- 北西・西・南西・北東にキッチン・お風呂・トイレのいずれかを設置する
北は「延年」、南は「伏位」にあたる方位です。
「延年」に居住スペースをつくると協調性が高まり、周囲とのコミュニケーションが深まって、トラブルや争いごとを避ける効果があります。
「伏位」に居住スペースをつくると物事が安定して平和に過ごせるようになり、とつぜんの事故や不幸に襲われる心配がありません。
北西・西・南西・北東は凶方位にあたり、水回りを設置すると凶作用を流し去ってくれるので、風水的に最適な間取りとなります。
震(しん)タイプにとってのトラブルに巻き込まれない間取り
震(しん)タイプのひとにとってのトラブルに巻き込まれない間取りは、以下のとおり。
- 南東と東に寝室・リビング・仕事部屋(勉強部屋)のいずれかをつくる
- 西・北西・北東・南西にキッチン・お風呂・トイレのいずれかを設置する
南東は「延年」、東は「伏位」にあたる方位です。
「延年」に居住スペースをつくると協調性が高まり、周囲とのコミュニケーションが深まって、トラブルや争いごとを避ける効果があります。
「伏位」に居住スペースをつくると物事が安定して平和に過ごせるようになり、とつぜんの事故や不幸に襲われる心配がありません。
西・北西・北東・南西は凶方位にあたり、水回りを設置すると凶作用を流し去ってくれるので、風水的に最適な間取りとなります。
巽(そん)タイプにとってのトラブルに巻き込まれない間取り
巽(そん)タイプのひとにとってのトラブルに巻き込まれない間取りは、以下のとおり。
- 東と南東に寝室・リビング・仕事部屋(勉強部屋)のいずれかをつくる
- 北東・南西・西・北西にキッチン・お風呂・トイレのいずれかを設置する
東は「延年」、南東は「伏位」にあたる方位です。
「延年」に居住スペースをつくると協調性が高まり、周囲とのコミュニケーションが深まって、トラブルや争いごとを避ける効果があります。
「伏位」に居住スペースをつくると物事が安定して平和に過ごせるようになり、とつぜんの事故や不幸に襲われる心配がありません。
北東・南西・西・北西は凶方位にあたり、水回りを設置すると凶作用を流し去ってくれるので、風水的に最適な間取りとなります。
坎(かん)タイプにとってのトラブルに巻き込まれない間取り
坎(かん)タイプのひとにとってのトラブルに巻き込まれない間取りは、以下のとおり。
- 南と北に寝室・リビング・仕事部屋(勉強部屋)のいずれかをつくる
- 南西・北東・北西・西にキッチン・お風呂・トイレのいずれかを設置する
南は「延年」、北は「伏位」にあたる方位です。
「延年」に居住スペースをつくると協調性が高まり、周囲とのコミュニケーションが深まって、トラブルや争いごとを避ける効果があります。
「伏位」に居住スペースをつくると物事が安定して平和に過ごせるようになり、とつぜんの事故や不幸に襲われる心配がありません。
南西・北東・北西・西は凶方位にあたり、水回りを設置すると凶作用を流し去ってくれるので、風水的に最適な間取りとなります。
艮(ごん)タイプにとってのトラブルに巻き込まれない間取り
艮(ごん)タイプのひとにとってのトラブルに巻き込まれない間取りは、以下のとおり。
- 西と北東に寝室・リビング・仕事部屋(勉強部屋)のいずれかをつくる
- 南東・北・東・南にキッチン・お風呂・トイレのいずれかを設置する
西は「延年」、北東は「伏位」にあたる方位です。
「延年」に居住スペースをつくると協調性が高まり、周囲とのコミュニケーションが深まって、トラブルや争いごとを避ける効果があります。
「伏位」に居住スペースをつくると物事が安定して平和に過ごせるようになり、とつぜんの事故や不幸に襲われる心配がありません。
南東・北・東・南は凶方位にあたり、水回りを設置すると凶作用を流し去ってくれるので、風水的に最適な間取りとなります。
坤(こん)タイプにとってのトラブルに巻き込まれない間取り
坤(こん)タイプのひとにとってのトラブルに巻き込まれない間取りは、以下のとおり。
- 北西と南西に寝室・リビング・仕事部屋(勉強部屋)のいずれかをつくる
- 北・南東・南・東にキッチン・お風呂・トイレのいずれかを設置する
北西は「延年」、南西は「伏位」にあたる方位です。
「延年」に居住スペースをつくると協調性が高まり、周囲とのコミュニケーションが深まって、トラブルや争いごとを避ける効果があります。
「伏位」に居住スペースをつくると物事が安定して平和に過ごせるようになり、とつぜんの事故や不幸に襲われる心配がありません。
北・南東・南・東は凶方位にあたり、水回りを設置すると凶作用を流し去ってくれるので、風水的に最適な間取りとなります。
家族でタイプが異なる場合は一家の支えになるひとのタイプに合わせる
家族でタイプが異なり、吉方位と凶方位がまったく一致しない場合は、一家の支えになるひとのタイプに合わせるのが基本です。
もしくは、出産予定の奥さんや、受験を控えた子どもといったような、とくに運気を上げたい家族がいる場合はそのひとのタイプに合わせましょう。
トラブルを完全に回避するためには玄関ドアの向きも大事
人間とおなじように、家自体も以下の8つのタイプに分けられます。
- 乾宅(けんたく)…玄関ドアの向きが南東を向いている家
- 兌宅(だたく)…玄関ドアの向きが東を向いている家
- 離宅(りたく)…玄関ドアの向きが北を向いている家
- 震宅(しんたく)…玄関ドアの向きが西を向いている家
- 巽宅(そんたく)…玄関ドアの向きが北西を向いている家
- 坎宅(かんたく)…玄関ドアの向きが南を向いている家
- 艮宅(ごんたく)…玄関ドアの向きが南西を向いている家
- 坤宅(こんたく)…玄関ドアの向きが北東を向いている家
分けかたの基準は、「玄関ドアの向き」がどの方位を向いているかです。
「玄関ドアの向き」とは、家のなかから玄関ドアを開けて外を見たときに、自分の顔が向いている方位のこと。
8つのタイプの家にも、それぞれ「延年」と「伏位」をふくめた吉方位と凶方位があり、家を建てる際は自分のタイプとあわせて、家のタイプも考えなければいけません。
…こう聞くと、なんだか難しそうな印象を受けますよね。
しかし、乾(けん)タイプのひとは乾宅(けんたく)、巽(そん)タイプのひとは巽宅(そんたく)といったように、自分のタイプとおなじ名前の家を建てれば、自分の「延年」「伏位」「凶方位」と家の「延年」「伏位」「凶方位」が100%一致します。
より確実にトラブルを回避するためには、自分のタイプとおなじ名前の家を建てましょう。
トラブルに巻き込まれやすい土地
ここまでは、トラブルに巻き込まれない間取りを解説してきました。
建物自体は以上の知識で万全なのですが、風水上トラブルに巻き込まれやすい土地というものも存在します。
具体的には、
- 穿心殺(せんしんさつ)
- とう門殺(とうもんさつ)
- 丁字路口(ていじろこう)
- 反弓直箭(はんきゅうちょくせん)
- 反光殺(はんこうさつ)
- 火殺(かさつ)
以上の6つ。
それぞれどんな土地なのかを解説していきましょう。
穿心殺(せんしんさつ)
穿心殺(せんしんさつ)とは、家の真正面に電柱や街灯・道路標識・樹木といった大きなものが立っている状態のこと。
このような土地に住んでいると、家の主人が健康を害したり、トラブルに巻き込まれたり、苦労を背負うことになります。
どうしてもこのような土地に建てるしかない場合は、電柱や街灯が見えないようにカーテンで隠したり、家の外に鏡をつけて、悪い気をはね返すのが有効です。
とう門殺(とうもんさつ)
とう門殺(とうもんさつ)とは、自分の家の玄関がほかの家の玄関と向き合うように建っている状態。
おたがいが運気的に争う形となり、人間関係のトラブルが起きやすい土地です。
どうしてもこのような土地に建てるしかない場合は、塀や生垣・門を設置して、玄関が見えないようにしてください。
もしくは、玄関の内側にのれんやカーテンをかけて隠したり、玄関の外側に鏡をつけて凶作用をはね返すのも有効です。
丁字路口(ていじろこう)
丁字路口(ていじろこう)とは、T字路のつきあたりや、直線道路のつきあたりにある土地のこと。
道路からまっすぐ向かってくる邪気が直撃するため、風水的に悪いとされています。
とくにつきあたりの正面に玄関がある家は最悪で、突発的な事故やケガ、金銭トラブルに高確率で巻き込まれてしまうでしょう。
どうしてもこのような土地に建てるしかない場合は、家と道路のあいだに塀や生垣を設置して、邪気を遮断しましょう。
玄関の外側に鏡をつけて邪気をはね返すのも有効です。
反弓直箭(はんきゅうちょくせん)
反弓直箭(はんきゅうちょくせん)とは、いま解説した丁字路口(ていじろこう)の道路がカーブ状になった土地のこと。
弓矢が家を射るような形に見えることから、この名がついています。
道路から来る邪気が家に直撃するため、つねに圧迫感を感じてしまい、精神的なトラブルに見舞われるでしょう。
どうしてもこのような土地に建てるしかない場合は、家と道路のあいだに塀や生垣を設置して見えなくするか、鏡をつけてはね返すのが有効です。
反光殺(はんこうさつ)
反光殺(はんこうさつ)とは、ガラス張りのビルのような、外壁が鏡のようになっている建物が目の前にある土地のこと。
このような土地に住んでいると、怒りを感じやすくなり、トラブルを起こしてケガをする可能性が高くなります。
どうしてもこのような土地に建てるしかない場合は、ビルに向かって鏡を設置して邪気をはね返すしかありません。
火殺(かさつ)
火殺(かさつ)とは、高圧線の鉄塔やとがった建物が家の正面にある、もしくは家から見える状態のこと。
その建物が大きければ大きいほど悪影響があり、火災や流血事件に巻き込まれる危険性があります。
どうしてもこのような土地に建てるしかない場合は、カーテンをかけて家から見えないようにするほかありません。
ここまで書いてきましたが、家の間取りが万全でも、上記のような土地に建てた場合は風水的に悪いので、避けるようにしてくださいね。
この記事を読んだことで、新築の家をトラブルに巻き込まれない家にするための手助けになれることを願っています。
なお、トラブル対策も兼ねた風水上完璧な間取りを以下の記事で解説しているので、こちらもぜひ読んで参考にしていただければ幸いです。
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