一条工務店で家を建てるには年収はどれだけ必要か計算してみた!

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「一条工務店で家を建てたいんだけど、年収っていくら必要?」

「月々の支払い額ってどれくらいになるの? 年収3,000,000円でも建てられるかな?」

注文住宅の値段、車や電化製品と違ってはっきりした額が決まっていないし、いくら用意すればいいのかわかりにくいですよね。

この記事では、一条工務店で家を建てるには年収はいくら必要か、それに満たない年収で建てるにはどうしたらいいかをわかりやすく解説します。

実際に一条工務店で建てたひとの実例を挙げながら解説しますので、ぜひ最後まで読んでください。

一条工務店で家を建てたひとの年収

一条工務店で実際に家を建てたひとの口コミを調べると、年収は4,000,000円~10,000,000円程度であることがわかります。

建築費用は19,000,000円~31,000,000円で、年収の2倍~7.75倍の家を建てているのが実情です。

7.75倍と聞くと無謀な金額に聞こえるかもしれませんが、年収4,000,000円で31,000,000円の家を建てたひとは頭金を5,000,000円(建築費用の16%)用意することで、無理のない返済計画を立てています。

一条工務店で家を建てるには年収はいくら必要か

では実際にいくつかの商品を例に出して、必要な年収がいくらになるか計算していきましょう。

対象とする商品は以下の3つです。

商品名 特徴
i-smart(アイスマート) 2×6工法
i-cubeⅠ(アイキューブⅠ)
グランセゾン 在来工法

なお支払いの条件としては、次の通りで計算します。

  • 頭金を本体価格の2割用意する
  • 35年ローン(金利1.24%で固定)
  • ボーナス払いなし
  • 元利均等返済

i-smart(アイスマート)の必要年収

アイスマートの外観
(画像引用:一条工務店ホームページ https://www.ichijo.co.jp/)

一条工務店の代表格、アイスマート。坪単価の目安は684,000円です。

アイスマートを延べ床面積30坪~60坪で建てた場合で計算すると、支払い額は下の表のようになります。

(※実際は延べ床面積が上下すると坪単価も変わるので、正確な金額ではありませんが、坪単価がいくら変動するかは断言できないため、この記事では一定で計算します。詳しくは以下の記事を参照してください。)

費用 30坪の場合 40坪の場合 50坪の場合 60坪の場合
本体価格
(消費税込み)
22,572,000円 30,096,000円 37,620,000円 45,144,000円
頭金 4,514,400円 6,019,200円 7,524,000円 9,028,800円
月々の支払い額 54,000円 71,000円 89,000円 107,000円

平均的な40坪の家であれば、月々の支払い額は71,000円。30坪の小さな家でもよければ、月々の支払い額は54,000円です。

ただし、土地を持っていない場合はこれに加えて土地代がかかります。土地代はピンキリですが、東京都内や首都圏に住むのであれば30,000,000円は見ておきましょう。

さらに、注文住宅を建てる際は本体価格とは別に諸費用がかかります。金額は本体価格と土地代を足した金額の2割~3割程度。

仮に30,000,000円の土地を購入してアイスマートを建てるとしたら、以下の計算でおおざっぱな総支払い額が出せます。

・30坪の場合
(本体価格22,572,000円+土地代30,000,000円)×1.25=65,715,000円

・40坪の場合
(本体価格30,096,000円+土地代30,000,000円)×1.25=75,120,000円

・50坪の場合
(本体価格37,620,000円+土地代30,000,000円)×1.25=84,525,000円

・60坪の場合
(本体価格45,144,000円+土地代30,000,000円)×1.25=93,930,000円

土地代と諸費用をあわせると、総支払い額は30坪で65,715,000円です。

先ほどの実例のように年収の7.75倍でこの金額になるとすれば、アイスマートを建てるには8,479,354円の年収が必要という計算になります。

ちなみに諸費用の内訳については以下の記事で詳しく解説しているので、詳細まで知りたい方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

i-cubeⅠ(アイキューブⅠ)の必要年収

アイキューブⅠの外観
(画像引用:一条工務店ホームページ https://www.ichijo.co.jp/)

2×6工法の廉価モデル、アイキューブⅠ。坪単価の目安は624,000円です。

アイキューブⅠを延べ床面積30坪~60坪で建てた場合で計算すると、支払い額は下の表のようになります。

費用 30坪の場合 40坪の場合 50坪の場合 60坪の場合
本体価格
(消費税込み)
20,592,000円 27,456,000円 34,320,000円 41,184,000円
頭金 4,118,400円 5,491,200円 6,864,000円 8,236,800円
月々の支払い額 49,000円 65,000円 81,000円 97,000円

平均的な40坪の家であれば、月々の支払い額は65,000円。30坪の小さな家でもよければ、月々の支払い額は49,000円です。

では、30,000,000円の土地を購入してアイキューブⅠを建てると仮定し、諸費用を含めておおざっぱな総支払い額を出してみましょう。

・30坪の場合
(本体価格20,592,000円+土地代30,000,000円)×1.25=63,240,000円

・40坪の場合
(本体価格27,456,000円+土地代30,000,000円)×1.25=71,820,000円

・50坪の場合
(本体価格34,320,000円+土地代30,000,000円)×1.25=80,400,000円

・60坪の場合
(本体価格41,184,000円+土地代30,000,000円)×1.25=88,980,000円

土地代と諸費用をあわせると、総支払い額は30坪で63,240,000円です。

年収の7.75倍でこの金額になるとすれば、アイキューブⅠを建てるには8,160,000円の年収が必要という計算になります。

グランセゾンの必要年収

グランセゾンの外観
(画像引用:一条工務店ホームページ https://www.ichijo.co.jp/)

在来工法の最上位モデル、グランセゾン。坪単価の目安は707,000円です。

グランセゾンを延べ床面積30坪~60坪で建てた場合で計算すると、支払い額は下の表のようになります。

費用 30坪の場合 40坪の場合 50坪の場合 60坪の場合
本体価格
(消費税込み)
23,331,000円 31,108,000円 38,885,000円 46,662,000円
頭金 4,666,200円 6,221,600円 7,777,000円 9,332,400円
月々の支払い額 55,000円 74,000円 92,000円 110,000円

平均的な40坪の家であれば、月々の支払い額は74,000円。30坪の小さな家でもよければ、月々の支払い額は55,000円です。

では、30,000,000円の土地を購入してグランセゾンを建てると仮定し、諸費用を含めておおざっぱな総支払い額を出してみましょう。

・30坪の場合
(本体価格23,331,000円+土地代30,000,000円)×1.25=66,663,750円

・40坪の場合
(本体価格31,108,000円+土地代30,000,000円)×1.25=76,385,000円

・50坪の場合
(本体価格38,885,000円+土地代30,000,000円)×1.25=86,106,250円

・60坪の場合
(本体価格46,662,000円+土地代30,000,000円)×1.25=95,827,500円

土地代と諸費用をあわせると、総支払い額は30坪で66,663,750円です。

年収の7.75倍でこの金額になるとすれば、グランセゾンを建てるには8,601,774円の年収が必要という計算になります。

一条工務店の家を〇〇の年収で建てるには

一条工務店の家
(画像引用:一条工務店ホームページ https://www.ichijo.co.jp/)

ここまでは30,000,000円の土地を買う前提で必要な年収を出してきましたが、もちろん土地代にいくらかけるかは個人の自由です。

ここからは、

  • 年収3,000,000円
  • 年収5,000,000円
  • 年収7,000,000円

これら3つの年収で一条工務店の家を建てるにはどうすればいいかを見ていきましょう。

年収3,000,000円の場合

家とお金1

年収3,000,000円の場合、7.75倍で計算すると、23,250,000円。

先ほど例として挙げたなかでもっとも安い30坪のアイキューブⅠが、本体価格だけ見ると20,592,000円なので予算内ですが、諸費用を足すと予算オーバーです。

こうなると、坪数を減らすしかありません。

22坪の家にすれば、本体価格は消費税込みで13,728,000円※。これなら諸費用を考慮しても土地代に4,800,000円使えます。

頭金2,745,600円+諸費用4,632,000円の計7,377,600円用意して、月々の支払いは45,000円です。

年収3,000,000円というと月収が250,000円あるわけですから、夫婦2人で生活するぶんには困らないでしょう。

(※先ほど触れたように、坪数が変わると坪単価も変わりますが、いくら変わるかが断言できないため、一定で計算しています。)

年収5,000,000円の場合

家とお金2

年収5,000,000円の場合、7.75倍で計算すると、38,750,000円。

30坪のアイキューブⅠ(20,592,000円)は予算内で建てられるうえに、諸費用を考慮しても土地代として10,000,000円使えます。

ただ、10,000,000円だと東京都内で探すのは難しく、首都圏もしくは地方で探すことになります。

この場合、頭金4,118,400円+諸費用7,648,000円の計11,766,400円用意して、月々の支払いは75,000円。

「土地は地方でいいから家をもっと広くしたい」ということであれば、土地代を3,500,000円に抑えて40坪のアイキューブⅠ(本体価格27,456,000円)を建てることも可能です。

その場合は頭金5,491,200円+諸費用7,739,000円の計13,230,200円用意して、月々の支払いは72,000円。

年収5,000,000円ということは月収が416,000円あるわけですから、頭金と諸費用さえ用意できれば、支払い自体はそれほどきつくないでしょう。

年収7,000,000円の場合

家とお金3

年収7,000,000円の場合、7.75倍で計算すると、54,250,000円。

これぐらい予算があれば、先ほど例として挙げたなかでもっとも高価な、グランセゾンも建てられます。

40坪で建てる場合、本体価格31,108,000円なので、諸費用を考慮すると土地代に使えるのは12,000,000円です。

頭金6,221,600円+諸費用10,777,000円の計16,998,600円用意するとして、月々の支払いは105,000円。

年収7,000,000円というと月収が583,000円あるわけですから、これぐらい支払いがあっても余裕を持って暮らせるでしょう。

「地方でいいから広い家が欲しい」という場合は、50坪のアイキューブⅠが34,320,000円で建てられて、土地代に9,000,000円使えます。

その場合は頭金6,864,000円+諸費用10,830,000円の計17,694,000円用意して、月々の支払いは103,000円です。

ここまで書いてきましたが、一条工務店は坪単価の目安を公表しているので、他のハウスメーカーよりも予算計画が立てやすいといえます。

この記事を読んだことで、一条工務店で家を建てるには年収いくら必要かという疑問が解消されることを願っています。

なお、一条工務店で実際に建てた方たちの声を以下の記事で解説していますので、「一条工務店の家の住み心地」について知りたい方はぜひこちらも参考にしてください。

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