「オープンハウスで家を建てようと思ってるんだけど、標準仕様ではどんな設備がついてるの?」
「オープンハウスの標準仕様について、くわしく知りたい!」
ハウスメーカーの標準仕様って、ホームページを見ても書いていないし、調べるのが面倒ですよね。
この記事では、オープンハウスの標準仕様(標準装備)について、メーカーから商品名・機能性・特長までくわしく解説します。
読めばどんな設備がついているか理解できますので、ぜひ最後まで読んでください。
オープンハウスの標準仕様(標準装備)
まず、オープンハウスには「オープンハウス・ディベロップメント」と「オープンハウス・アーキテクト」という2つの会社があります。
私が調査した限り、両社の標準仕様でつけられる設備には大きな違いはないので、この記事で解説する内容は両社に共通するものだと思ってください。
それではさっそく解説していきます。
キッチンはパナソニック or クリナップ
キッチンは、パナソニックとクリナップの2メーカーから選択可能です。
パナソニック製「ラクシーナ」
(画像引用:パナソニックホームページ https://www.panasonic.com/jp/home.html)
パナソニック製のキッチンは、「ラクシーナ」。
(画像引用:パナソニックホームページ https://www.panasonic.com/jp/home.html)
「ラクするーシンク」と名付けられたシンクには、スゴピカ素材(有機ガラス系)を使用しています。
はっ水・はつ油性分を配合しているので、水アカやしょうゆといった汚れも、洗剤を使わずに水をふくませたスポンジやふきんで綺麗に落とせます。
シンクは鉛筆硬度9Hの硬い素材でできており、傷がつきにくいのも特長です。
(画像引用:パナソニックホームページ https://www.panasonic.com/jp/home.html)
引き出して使えるシャワーヘッドは吐水幅が広く、シンクを洗い流すときに手早く洗えます。
さらにシンク底面や排水プレートには傾斜がついており、ゴミを流しやすい形状です。
(画像引用:パナソニックホームページ https://www.panasonic.com/jp/home.html)
コンロは、3つの鍋を横並びに置けるフラットワイドコンロ。
前後ではなく横に広げることで、同時に複数の料理をつくる場合に鍋を移動させる手間がかからないのがメリットです。
2人で料理したい場合にも調理場がせまくなりにくく、快適に料理が楽しめます。
コンロの手前には約16cmのお皿を置くスペースを設けており、盛り付けをスムーズにできるようになっています。
(画像引用:パナソニックホームページ https://www.panasonic.com/jp/home.html)
同梱の「ほっとくっキングリルパン」というフライパンと「グリルパン調理モード」を使えば、コンロが火加減を自動調整して調理。
ボタン操作でメニューを選択するだけで、食材を裏返すタイミングや調理完了まで音声告知してくれるので、その間に他の料理をつくることができて効率的です。
グリルパン調理メニューは、焼き魚10種類・肉料理7種類・野菜とそのほか3種類の計20メニュー登録されており、同梱のグリルパンクッキングブックにも掲載されています。
(画像引用:パナソニックホームページ https://www.panasonic.com/jp/home.html)
そのほか、以下のような便利機能が搭載されています。
- 麺ゆでモード
- もっちりごはんモード
- 炊き込みモード
水量や麺の量を判別して自動で火力調節し、タイマー設定した時間で麺をゆで上げる「麺ゆでモード」。
「もっちりごはんモード」では、お米に充分な吸水が得られるように火力調節し、もちもちのごはんを炊き上げます。
「炊き込みモード」は、ボタンひとつでふっくら美味しい炊き込みご飯を炊き上げる機能です。
火力は13段階で操作可能、温度は130℃~220℃まで設定可能となっており、細かい火加減や高温調理ができます。
クリナップ製「ステディア」
(画像引用:クリナップホームページ http://cleanup.jp/)
クリナップ製のキッチンは、「ステディア」。
(画像引用:クリナップホームページ http://cleanup.jp/)
「ステディア」の特長は、収納力の高さと取り出しやすさです。
コンロ下にはフライパンや片手鍋を立てて収納できるので、引き出しを少し開ければ調理器具を楽に取り出せます。
シンク下からは、ラップや包丁をスムーズに取り出せる設計になっています。
ふだんあまり使わない季節家電やストック品は、足元のフロアコンテナに収納できるため、よく使うものとゴチャゴチャになって取り出しにくくなることがありません。
(画像引用:クリナップホームページ http://cleanup.jp/)
キッチン上部には、ワンタッチで昇降できる吊戸棚タイプの収納、「オートムーブシステム」を装備。
使うときだけ取り出して、使わないときはキャビネットに納まります。
(画像引用:クリナップホームページ http://cleanup.jp/)
レンジフードは「洗エールレンジフード」と名付けられた、自動洗浄機能つき。
一般的なレンジフードは掃除する際に手が汚れてしまって大変でしたが、「洗エールレンジフード」は給湯トレーにお湯を入れてボタンを押すだけで、ファンフィルターの汚れを自動で掃除してくれます。
自動洗浄にかかる時間はわずか10分で、2ヶ月に1度の掃除するタイミングもランプでお知らせ。
換気機能では、夏場に部屋にこもった熱気を自動排熱したり、屋外の花粉やPM2.5を取り除いたきれいな空気を取り入れます。
(画像引用:クリナップホームページ http://cleanup.jp/)
シンクは手前が排水口までレール状に傾斜がついているため、ゴミがたまらず排水口に流れていきやすい形状です。
レール状になっていない右側のスペースは、野菜の水切り場や洗い物の一時置きスペースとして使えます。
すみずみまでセラミック系特殊コーティングの「美コート」で覆われており、傷がつきにくく、油汚れも落ちやすいです。
洗面台はパナソニック or リクシル
洗面台は、パナソニックとリクシルの2メーカーから選択できます。
パナソニック製「シーライン」
(画像引用:パナソニックホームページ https://www.panasonic.com/jp/home.html)
パナソニック製の洗面台は、「シーライン」。
「シーライン」の特長は、
- キャビネットプラン
- フロートプラン
- オープン棚プラン
- ワイドカウンタープラン
の4つの形が選べること。
(画像引用:パナソニックホームページ https://www.panasonic.com/jp/home.html)
キャビネットプランは洗面台の下の部分を収納スペースにすることで、タオルやストック品をたくさんしまっておけます。
(画像引用:パナソニックホームページ https://www.panasonic.com/jp/home.html)
フロートプランは足元を空けることで、床掃除がしやすいのがメリットです。
(画像引用:パナソニックホームページ https://www.panasonic.com/jp/home.html)
収納したものをあえて見せたい場合は、オープン棚プラン。
(画像引用:パナソニックホームページ https://www.panasonic.com/jp/home.html)
こちらのワイドカウンタープランなら、女性がメイクをする際にすわった状態でできます。
2人同時に並んで洗面台を使いたい場合にも便利です。
(画像引用:パナソニックホームページ https://www.panasonic.com/jp/home.html)
「シーライン」の照明は上から照らす従来の照明と違い、タテ型の2本のLEDが顔を両側から照らします。
顔をくっきり映すことで、女性はメイクがしやすく、男性はヒゲの剃りのこしを防げるのが特長です。
(画像引用:パナソニックホームページ https://www.panasonic.com/jp/home.html)
「シーライン」のLED照明は上は191cm、下は109cmの高さまで幅広く照らすので、子どもが使う際もしっかり顔を照らしてくれます。
(画像引用:パナソニックホームページ https://www.panasonic.com/jp/home.html)
低い位置にも鏡がついており、小さな子どもでも台に乗らずに身じたくが可能です。
(画像引用:パナソニックホームページ https://www.panasonic.com/jp/home.html)
「シーライン」は手をかざすだけで水が出てくるため、汚れた状態の手で水栓をさわる必要がありません。
止めるときも手をかざすだけで止まります。
(画像引用:パナソニックホームページ https://www.panasonic.com/jp/home.html)
水栓はキッチン(ラクシーナ)で使われているのとおなじスゴピカ素材でできていて、汚れのふき取りが楽です。
リクシル製「MV」
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
リクシル製の洗面台は、「MV」。
「MV」は2021年1月現在リクシルのホームページに載っていないので、ほぼおなじ商品であるL.C.の画像を使って機能性を紹介していきます。
MVとL.C.の違いは、
- 収納スペースの扉に取っ手がついているか否か(L.C.にはついている)
- 扉が静かに閉まるソフトクローズがついているか否か(L.C.にはついている)
- 収納スペースの広さが若干L.C.のほうが広い
- 照明スイッチの形がMVはカチカチするタイプでL.C.はプッシュ式
以上4点で、機能性は変わりません。
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
特長として、水栓取り付け部が隠れており、一般的な水栓と違ってすき間に水がたまらないので、汚れがつきにくいです。
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
洗面器と一体成型のカウンターになっていて、つなぎ目の凹凸がないため、拭き掃除がかんたんにできます。
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
「MV」は手をかざすだけでセンサーが感知し、自動で湯水が出てきます。
ハンドルを引けば手動で湯水を出すこともでき、自動と手動の切り替え操作は必要ありません。
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
水温30℃以下は青、温度が上がるにつれて黄色→オレンジ→赤と光の色が変化する「ルミナスサイン」つき。さわらなくても水かお湯か見た目で判断できます。
また、手をかざせば約1秒でお湯が出てくるので、お湯待ちの無駄な捨て水や待ち時間がありません。
お風呂はリクシル or TOTO
お風呂は、リクシルとTOTOの2メーカーから選択可能です。
リクシル製「アライズ」
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
リクシル製のお風呂は、「アライズ」。
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
「アライズ」では、お湯が真上から降り注ぐ、フルフォールシャワーを搭載。
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
シャワーの高さは片手でかんたんに変更可能です。
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
カウンターを壁から外せるようになっており、カウンター裏の壁や床をラクに掃除できます。
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
直径80mmのボトルを3本並べて置ける、コーナーシェルフ。
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
コーナーシェルフも取り外して洗えます。
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
「アライズ」の床は、掃除のしやすい「キレイサーモフロア」。
従来の床よりもスポンジが奥まで届きやすいのが特長です。
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
さらに、汚れがつきにくいように特殊な表面処理がほどこされています。
頭を洗ったりシャワーを浴びると皮脂汚れが床につきますが…、
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
はつ油基(油をはじく成分)があるので、床表面に皮脂汚れが固着しにくい。
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
同時に、親水基(水となじむ成分)によって、流した水が皮脂汚れをうまく洗い流してくれます。
「キレイサーモフロア」はこのように掃除がしやすいことのほかに、独自の断熱構造によって足に冷たさを感じにくいのもメリットのひとつです。
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
「アライズ」は、浴槽の排水を利用して排水口にうずを起こし、排水口のなかを洗浄する構造になっています。
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
髪の毛もうずによってまとめてくれるので、片手でポイッと捨てるだけで処理完了。
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
排水口内部は、従来のお風呂にくらべて凹凸が少なく、奥まで手が届きやすい構造になっているため、こすり洗いが楽です。
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
「アライズ」の浴槽は保温構造になっており、4時間放置した場合の温度変化はわずか-2.5℃。生活時間の異なる家族で使う場合も、沸かしなおしの必要がありません。
TOTO製「サザナ」
(画像引用:TOTOホームページ https://jp.toto.com/)
TOTO製のお風呂は、「サザナ」。
(画像引用:TOTOホームページ https://jp.toto.com/)
「ほっカラリ床」と名付けられた床は、床の内側にクッション層を持っていて、畳のようなやわらかさを実現しています。
やわらかい床が足裏にフィットするので、子どもや老人が入っても転倒の心配がありません。
「ほっカラリ床」には衝撃吸収効果もあり、物を落としても音が響きにくいです。
(画像引用:TOTOホームページ https://jp.toto.com/)
さらに断熱効果によって、冬場の浴室に足を踏み入れたときのヒヤッとする感覚を低減。
上の画像の足裏温度測定結果を見ると、従来の床と「ほっカラリ床」では26℃を示す赤い部分の範囲が全然違うことがわかります。
(画像引用:TOTOホームページ https://jp.toto.com/)
床表面は特殊処理をほどこした親水層の効果で、皮脂汚れと床のあいだに水が入り込み、汚れを洗い流しやすくなっています。
(画像引用:TOTOホームページ https://jp.toto.com/)
床に刻まれた溝を伝って、表面の水を排水。翌朝にはカラリと乾いて、靴下のまま入っても足がぬれません。
(画像引用:TOTOホームページ https://jp.toto.com/)
タテに設置されたシャワーバーを使うことで、シャワーの高さを好きな位置に調節可能。
シャワー自体の角度を変えることもでき、頭の真上からお湯を浴びたり斜めの角度から浴びたりと、自由に楽しめます。
(画像引用:TOTOホームページ https://jp.toto.com/)
「サザナ」のシャワーには、大粒の水玉が左右にスイングしながら勢いよく吐水する、ウエーブ吐水を搭載。
従来のシャワーよりも35%の節水効果があります。
(画像引用:TOTOホームページ https://jp.toto.com/)
「サザナ」の浴槽は、断熱材で包み込まれた魔法びんのような構造。
お湯はりから4時間放置しても、温度変化はわずか-2.5℃以内です。
(画像引用:TOTOホームページ https://jp.toto.com/)
「サザナ」の排水口は凹凸が少なく、汚れを落としやすい形状なので掃除が楽です。
排水口まわりは見える範囲すべてが抗菌・防カビ効果を持つ樹脂で、ぬめりやカビ汚れの繁殖を抑えます。
(画像引用:TOTOホームページ https://jp.toto.com/)
排水口についているヘアキャッチャーは、すり鉢状になっていて、髪の毛を中央に誘導しやすい形状です。
まとまった髪の毛は、ヘアキャッチャーを外してひっくり返すだけでポイッと捨てられます。
(画像引用:TOTOホームページ https://jp.toto.com/)
排水口内部は凹凸が少なく、手を入れやすいシンプルな形状で、ふき掃除がしやすいです。
(画像引用:TOTOホームページ https://jp.toto.com/)
「サザナ」のカウンターは、壁や浴槽と離れた、浮島のような位置に設置しています。
従来の壁や浴槽にくっついたカウンターよりも、カウンターの奥や側面・カウンター下の壁まで手が届き、掃除がかんたんです。
(画像引用:TOTOホームページ https://jp.toto.com/)
「サザナ」の鏡は、表面を炭素の膜でおおった、お掃除ラクラク鏡。
従来の鏡と違って水あかが表面に残らず、汚れをラクに落とせます。
(画像引用:TOTOホームページ https://jp.toto.com/)
「サザナ」のドアは、従来のドアでカビがつきやすかったドア縁のゴムパッキンをなくし、汚れがたまりやすいドア下の換気口をドア枠の上部に移動。
入浴中は浴室から出ようとする湿気を換気口で止め、換気中は外から空気を取り込みます。
トイレはリクシル製「ベーシア」
トイレは、リクシル製の「ベーシア」。
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
・「キレイ便座」
便座に汚れがつきやすい継ぎ目がありません。便座裏は防汚素材で、汚れてもひと拭きできれいに。
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
・「フルオート便器洗浄(リモコン便器洗浄)」
便座から立ち上がると自動で洗浄するので、流し忘れがありません。便座を上げた状態では男子の小用にも対応します。
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
・「スッキリノズルシャッター」
使わないときはノズルをシャッター内に収納。男子小用時の汚れの心配がなく、ノズルがいつも清潔です。
シャッターは着脱可能なので、手入れもかんたん。
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
・「ノズルオートクリーニング」
使用前後にノズルをたっぷりの水道水で中から外から洗浄します。
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
・「女性専用『レディスノズル』」
「ベーシア」には、ノズルが2本。おしり洗浄用ノズルとは別に、女性にやさしいビデ洗浄用ノズルを搭載しています。
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
・「ノズル先端着脱」
ノズルの先端を取り外してかんたんに交換が可能です。
ここまで書いてきましたが、大手ハウスメーカーと比較しても引けを取らないラインナップですね。
この記事を読んだことで、オープンハウスの標準仕様に関する疑問が解消されることを願っています。
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