「スウェーデンハウスで家を建てたいんだけど、年収っていくら必要?」
「月々の支払い額ってどれくらいになるの? 年収3,000,000円でも建てられるかな?」
注文住宅の値段、車や電化製品と違ってはっきりした額が決まっていないし、いくら用意すればいいのかわかりにくいですよね。
この記事では、スウェーデンハウスで家を建てるには年収はいくら必要か、それに満たない年収で建てるにはどうしたらいいかをわかりやすく解説します。
実際にスウェーデンハウスで建てたひとの実例を挙げながら解説しますので、ぜひ最後まで読んでください。
スウェーデンハウスで家を建てたひとの年収
スウェーデンハウスで実際に家を建てたひとの口コミを調べると、年収は6,000,000円~8,000,000円程度であることがわかります。
建築費用は25,000,000円~29,000,000円で、年収の3.62倍~4,16倍の家を建てているのが実情です。
ただ、これらの口コミには土地代が含まれているかどうかが書かれていないので、土地代を含めるとさらに大きな金額になる可能性があります。
他のハウスメーカーで建てたひとの口コミを参考にすると、土地代を含めた費用が年収の8倍程度であれば、無理のない返済計画が立てられるという計算結果が出ています。
スウェーデンハウスで家を建てるには年収はいくら必要か
では実際にいくつかの商品を例に出して、必要な年収がいくらになるか計算していきましょう。
対象とする商品は以下の3つです。
商品名 | 特徴 |
サキタテ | 木造2階建て |
ヒュースプレミエゴーデン | |
悠の住処(ゆうのすみか) | 木造平屋 |
なお支払いの条件としては、次の通りで計算します。
- 頭金を本体価格の2割用意する
- 35年ローン(金利1.24%で固定)
- ボーナス払いなし
- 元利均等返済
サキタテの必要年収
(画像引用:スウェーデンハウスホームページ https://www.swedenhouse.co.jp/)
木造2階建て、サキタテ。坪単価の目安は650,000円~800,000円です。
わかりやすくするために725,000円と仮定して、サキタテを延べ床面積30坪~60坪で建てた場合で計算すると、支払い額は下の表のようになります。
(※実際は延べ床面積が上下すると坪単価も変わるので、正確な金額ではありませんが、坪単価がいくら変動するかは断言できないため、この記事では一定で計算します。詳しくは以下の記事を参照してください。)
費用 | 30坪の場合 | 40坪の場合 | 50坪の場合 | 60坪の場合 |
本体価格 (消費税込み) |
23,925,000円 | 31,900,000円 | 39,875,000円 | 47,850,000円 |
頭金 | 4,785,000円 | 6,380,000円 | 7,975,000円 | 9,570,000円 |
月々の支払い額 | 57,000円 | 75,000円 | 94,000円 | 113,000円 |
平均的な40坪の家であれば、月々の支払い額は75,000円。30坪の小さな家でもよければ、月々の支払い額は57,000円です。
ただし、土地を持っていない場合はこれに加えて土地代がかかります。土地代はピンキリですが、東京都内や首都圏に住むのであれば30,000,000円は見ておきましょう。
さらに、注文住宅を建てる際は本体価格とは別に諸費用がかかります。金額は本体価格と土地代を足した金額の2割~3割程度。
仮に30,000,000円の土地を購入してサキタテを建てるとしたら、以下の計算でおおざっぱな総支払い額が出せます。
・30坪の場合
(本体価格23,925,000円+土地代30,000,000円)×1.25=67,406,250円
・40坪の場合
(本体価格31,900,000円+土地代30,000,000円)×1.25=77,375,000円
・50坪の場合
(本体価格39,875,000円+土地代30,000,000円)×1.25=87,343,750円
・60坪の場合
(本体価格47,850,000円+土地代30,000,000円)×1.25=97,312,500円
土地代と諸費用をあわせると、総支払い額は30坪で67,406,250円です。
先ほど解説したように年収の8倍でこの金額になるとすれば、サキタテを建てるには8,425,781円の年収が必要という計算になります。
ちなみに諸費用の内訳については以下の記事で詳しく解説しているので、詳細まで知りたい方はこちらもあわせて参考にしてみてください。
ここまで読んで「高い…」と感じた方のために、スウェーデンハウスでつかえる値引き交渉のやりかたを以下の記事で解説しています。少しでも安く建てるために参考になれば幸いです。
ヒュースプレミエゴーデンの必要年収
(画像引用:スウェーデンハウスホームページ https://www.swedenhouse.co.jp/)
おなじく木造2階建て、ヒュースプレミエゴーデン。坪単価の目安は800,000円~900,000円です。
わかりやすくするために850,000円と仮定して、ヒュースプレミエゴーデンを延べ床面積30坪~60坪で建てた場合で計算すると、支払い額は下の表のようになります。
費用 | 30坪の場合 | 40坪の場合 | 50坪の場合 | 60坪の場合 |
本体価格 (消費税込み) |
28,050,000円 | 37,400,000円 | 46,750,000円 | 56,100,000円 |
頭金 | 5,610,000円 | 7,480,000円 | 9,350,000円 | 11,220,000円 |
月々の支払い額 | 66,000円 | 88,000円 | 110,000円 | 132,000円 |
平均的な40坪の家であれば、月々の支払い額は88,000円。30坪の小さな家でもよければ、月々の支払い額は66,000円です。
では、30,000,000円の土地を購入してヒュースプレミエゴーデンを建てると仮定し、諸費用を含めておおざっぱな総支払い額を出してみましょう。
・30坪の場合
(本体価格28,050,000円+土地代30,000,000円)×1.25=72,562,500円
・40坪の場合
(本体価格37,400,000円+土地代30,000,000円)×1.25=84,250,000円
・50坪の場合
(本体価格46,750,000円+土地代30,000,000円)×1.25=95,937,500円
・60坪の場合
(本体価格56,100,000円+土地代30,000,000円)×1.25=107,625,000円
土地代と諸費用をあわせると、総支払い額は30坪で72,562,500円です。
年収の8倍でこの金額になるとすれば、ヒュースプレミエゴーデンを建てるには9,070,312円の年収が必要という計算になります。
悠の住処の必要年収
(画像引用:スウェーデンハウスホームページ https://www.swedenhouse.co.jp/)
木造平屋、悠の住処。坪単価の目安は750,000~900,000円です。
わかりやすくするために825,000円と仮定して、悠の住処を延べ床面積30坪~60坪で建てた場合で計算すると、支払い額は下の表のようになります。
費用 | 30坪の場合 | 40坪の場合 | 50坪の場合 | 60坪の場合 |
本体価格 (消費税込み) |
27,225,000円 | 36,300,000円 | 45,375,000円 | 54,450,000円 |
頭金 | 5,445,000円 | 7,260,000円 | 9,075,000円 | 10,890,000円 |
月々の支払い額 | 64,000円 | 86,000円 | 107,000円 | 128,000円 |
平均的な40坪の家であれば、月々の支払い額は86,000円。30坪の小さな家でもよければ、月々の支払い額は64,000円です。
では、30,000,000円の土地を購入して悠の住処を建てると仮定し、諸費用を含めておおざっぱな総支払い額を出してみましょう。
・30坪の場合
(本体価格27,225,000円+土地代30,000,000円)×1.25=71,531,250円
・40坪の場合
(本体価格36,300,000円+土地代30,000,000円)×1.25=82,875,000円
・50坪の場合
(本体価格45,375,000円+土地代30,000,000円)×1.25=94,218,750円
・60坪の場合
(本体価格54,450,000円+土地代30,000,000円)×1.25=105,562,500円
土地代と諸費用をあわせると、総支払い額は30坪で71,531,250円です。
年収の8倍でこの金額になるとすれば、悠の住処を建てるには8,941,406円の年収が必要という計算になります。
スウェーデンハウスの家を〇〇の年収で建てるには
(画像引用:スウェーデンハウスホームページ https://www.swedenhouse.co.jp/)
ここまでは30,000,000円の土地を買う前提で必要な年収を出してきましたが、もちろん土地代にいくらかけるかは個人の自由です。
ここからは、
- 年収3,000,000円
- 年収5,000,000円
- 年収7,000,000円
これら3つの年収でスウェーデンハウスの家を建てるにはどうすればいいかを見ていきましょう。
年収3,000,000円の場合
年収3,000,000円の場合、8倍で計算すると、24,000,000円。
先ほど例として挙げたなかでもっとも安い30坪のサキタテが、本体価格だけで23,925,000円なので、土地代と諸費用に回せるお金がありません。
こうなると、坪数を減らす必要があります。
20坪の家にすれば、本体価格は消費税込みで15,950,000円※。これなら諸費用を考慮しても土地代に3,200,000円使えます。
頭金3,190,000円+諸費用4,787,500円の計7,977,500円用意して、月々の支払いは47,000円です。
年収3,000,000円というと月収が250,000円あるわけですから、夫婦2人で生活するぶんには困らないでしょう。
(※先ほど触れたように、坪数が変わると坪単価も変わりますが、いくら変わるかが断言できないため、一定で計算しています。)
年収5,000,000円の場合
年収5,000,000円の場合、8倍で計算すると、40,000,000円。
30坪のサキタテ(23,925,000円)が予算内で建てられるうえに、諸費用を考慮しても土地代として8,000,000円使えます。
ただ、8,000,000円だと東京都内で探すのは難しく、首都圏もしくは地方で探すことになります。
この場合、頭金4,785,000円+諸費用7,981,250円の計12,766,250円用意して、月々の支払いは80,000円。
年収5,000,000円ということは月収が416,000円あるわけですから、頭金と諸費用さえ用意できれば、支払い自体はそれほどきつくないでしょう。
年収7,000,000円の場合
年収7,000,000円の場合、8倍で計算すると、56,000,000円。
これぐらい予算があれば、先ほど挙げたなかでもっとも高額な、ヒュースプレミエゴーデンも建てられます。
ヒュースプレミエゴーデンの本体価格は30坪で28,050,000円なので、諸費用を考慮すると土地代にかけられるのは16,700,000円です。
頭金5,610,000円+諸費用11,187,500円の計16,797,500円用意するとして、月々の支払いは115,000円。
年収7,000,000円というと月収が583,000円あるわけですから、これぐらい支払いがあっても余裕を持って暮らせるでしょう。
「土地は地方でいいから家をもっと広くしたい」ということであれば、40坪のサキタテが31,900,000円で建てられて、土地代に12,900,000円使えます。
その場合は頭金6,380,000円+諸費用11,200,000円の計17,580,000円用意して、月々の支払いは113,000円です。
ここまで書いてきましたが、おなじ年収でも生活スタイルによって支払いのきつさが変わってくるので、あくまで参考値としてとらえてください。
この記事を読んだことで、スウェーデンハウスで家を建てるには年収いくら必要かという疑問が解消されることを願っています。
なお、スウェーデンハウスで実際に建てた方たちの声を以下の記事で解説していますので、「スウェーデンハウスの家の住み心地」について知りたい方は参考にしていただければ幸いです。
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