トイレの壁の色を決める心理学的6つのポイント!【癒し効果あり】

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「家を建てようと思ってるんだけど、トイレの壁の色って何色にするべき?」

「何色にするとどんなトイレになるのかぜんぜん想像つかないんだよね。何を基準に決めたらいいか教えて!」

人生で一度の家づくり、トイレの壁の色で失敗したくないですよね。

この記事では、トイレの壁の色が人間にあたえる心理効果をもとに、どのようにして色を決めればいいか、色彩心理学の観点からわかりやすく解説します。

読めば、あなたに合ったトイレの壁の色が見つかりますので、ぜひ最後まで読んでください。

トイレの壁の色を決める6つのポイント

壁の色は私たち人間にさまざまな心理効果をもたらし、トイレの快適性を大きく左右します。

具体的に何色だとどんな効果があるか、解説していきましょう。

赤系の色にすると暖かく感じる

赤いライト

壁の色を赤・オレンジ・黄色といった赤系の色にすると、トイレが暖かく感じるようになります。

このように感じる理由は2つ。

1つ目の理由は、赤系の色には炎や太陽といった熱を持つイメージがあって、イメージがそのまま体感温度に直結するから。

2つ目の理由は、私たち人間には目だけでなく、皮膚からも色を感じる機能があるからです。

皮膚から色を感じる機能は、両目を隠した状態で身体にさまざまな色の光を当て、脳波や発汗から筋肉の緊張度を測る「ライト・トーナス」という実験で証明されました。

暖かさを感じる赤系の色のことを暖色と呼び、おなじ暖色でも、暗ければ暗いほどより暖かく感じる効果があります。

青系の色にすると涼しく感じる

ブルーソーダ

壁の色を青・青緑・青紫といった青系の色にすると、トイレが涼しく感じるようになります。

理由は、青系の色には水や日陰を連想するからです。

涼しさを感じる青系の色のことを寒色と呼び、おなじ寒色でも、明るければ明るいほどより涼しく感じる効果があります。

暖色と寒色の寒暖差は、鮮やかな色であるほどより強調され、両者の体感温度の差はなんと2℃~3℃。

また、緑色は中間色といって、暑さも寒さも感じさせません。

もっともオーソドックスな白は、雪をイメージさせるため、寒色と同等の涼しさです。

壁の色を暖色にするとトイレがせまく感じる

赤いハイビスカス

壁の色を暖色にすると、トイレがせまく感じます。

色には距離感を変えてしまう力があって、おなじ距離にあるものでも、色が違うだけで近くに見えたり、遠くに見えたりするのです。

おなじ距離にあっても近くに見える色を「進出色」といい、赤やオレンジ・黄色といった暖色はこの「進出色」にあてはまります。

注意点として、暖色でも「明度」が低いとこのような効果はありません。

「明度」とは、文字どおり色の明るさを表す言葉。おなじ赤でも、明るめの赤や暗めの赤といった明るさの違う赤がありますよね?

もともとの赤に白が混ざった色を「明度が高い赤」といい、逆にもともとの赤に黒が混ざった色を「明度が低い赤」と表現します。

壁の色を「明度」の高い暖色にしたいなら、体感上トイレがせまくなることをあらかじめ知っておきましょう。

壁の色を寒色にするとトイレが広く感じる

暗い青色のテーブルと湯のみ

逆に、壁の色を寒色にするとトイレが広く感じます。

青や青緑・青紫といった寒色は、「後退色」といい、おなじ距離にあっても遠くに感じる色です。

「後退色」にも「明度」が重要で、「明度」の低い寒色だけが「後退色」にあてはまります。

壁が遠くに感じるということは、そのぶんトイレが広く感じるということ。

錯覚でもいいからトイレを少しでも広くしたい、という場合は、「明度」の低い寒色を壁の色に採用しましょう。

寒色にすると時間の経過が早く感じる

壁掛け時計

壁の色を寒色にすると、時間の経過が2倍早く感じる効果があります。

つまり、トイレに入ってから1時間経っていても、30分しか経っていないような感覚になるということ。

実際に行われた実験では、被験者に床や壁を寒色でそろえた部屋に入ってもらい、1時間経ったと感じたタイミングで部屋を出るように命じました。

すると、1時間を過ぎても部屋から出てこない被験者が続出したのです。

このような結果が出る原因は、青い色が人間にあたえる鎮静作用によるもの。

あっという間に時間が過ぎていく感覚になるので、「トイレがいちばん集中できるから」という理由で、トイレのなかで単純作業の仕事をする方には向いています。

逆に、壁の色を暖色にすると時間が2倍おそく感じる効果があり、やってもやってもなかなか時間が経たない感覚になるため、トイレで単純作業をする方には向いていません。

身体と精神どちらを癒す空間にしたいかで壁の色を決める

青空と草原

トイレはちょっとした癒し空間。身体を癒したいか、精神を癒したいかでおすすめの壁の色が変わってきます。

仕事や家事・子育ての忙しさに身体が疲れているなら、壁の色を青にするのがおすすめです。

私たち人間は青色を見ると、セロトニンというホルモンが分泌されて、リラックス効果が得られます。

身体ではなく気持ちが落ち込んでいるなら、ピンクやオレンジといった暖色がおすすめ。

ピンクは何かに助けられたいとき、オレンジは活力を得たいときに効く色です。

ただし、おなじ暖色でも赤だと興奮作用が強すぎて、気が滅入っているときにはよけい気疲れしてしまいます。

暖色にも寒色にも属さない緑色は、ストレスを解消して穏やかな気持ちになれる色です。

状況によって壁の色を変えるわけにもいかないので、自分のライフスタイルや性格を考えて、身体と精神のどちらを癒す空間にしたいかで、トイレの壁の色を決めましょう。

ここまで書いてきましたが、トイレの壁の色にこだわれるのも注文住宅ならではの醍醐味なので、せっかくならプラス効果のある色にこだわってみてくださいね。

この記事を読んだことで、色えらびの疑問・悩みが解消されることを願っています。

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