「住友不動産で家を建てたいんだけど、年収っていくら必要？」
「月々の支払い額ってどれくらいになるの？ 年収3,000,000円でも建てられるかな？」
注文住宅の値段、車や電化製品と違ってはっきりした額が決まっていないし、いくら用意すればいいのかわかりにくいですよね。
この記事では、住友不動産で家を建てるには年収はいくら必要か、それに満たない年収で建てるにはどうしたらいいかをわかりやすく解説します。
実際に住友不動産で建てたひとの実例を挙げながら解説しますので、ぜひ最後まで読んでください。
住友不動産で家を建てたひとの年収
住友不動産で実際に家を建てたひとの口コミを調べると、年収は8,500,000円～16,000,000円程度であることがわかります。
建築費用は20,000,000円～26,000,000円で、年収の1.4倍～3倍の家を建てているのが実情です。
年収8,500,000円で26,000,000円の家を建てたひとは、さらに土地代を加えて総支払い額が51,000,000円と、年収の6倍の金額に。
年収の6倍と聞くと無謀な金額に聞こえるかもしれませんが、頭金はわずか3,000,000円で建てており、それほど資金がなくても6倍程度であれば実現可能だということを示しています。
また、他のハウスメーカーで建てたひとの口コミを参考にすると、土地代を含めた費用が年収の8倍程度であれば、無理のない返済計画が立てられるという計算結果が出ています。
住友不動産で家を建てるには年収はいくら必要か
では実際にいくつかの商品を例に出して、必要な年収がいくらになるか計算していきましょう。
対象とする商品は以下の3つです。
| 商品名 | 特徴 |
| ジェイ・レジデンス | 木造2階建て |
| ジェイ・アーバン | |
| ブレス ナゴミ |
なお支払いの条件としては、次の通りで計算します。
- 頭金を本体価格の2割用意する
- 35年ローン（金利1.24%で固定）
- ボーナス払いなし
- 元利均等返済
ジェイ・レジデンスの必要年収
（画像引用：住友不動産ホームページ https://www.j-urban.jp/）
木造2階建て、ジェイ・レジデンス。坪単価の目安は550,000円～650,000円です。
わかりやすくするために600,000円と仮定して、ジェイ・レジデンスを延べ床面積30坪～60坪で建てた場合で計算すると、支払い額は下の表のようになります。
（※実際は延べ床面積が上下すると坪単価も変わるので、正確な金額ではありませんが、坪単価がいくら変動するかは断言できないため、この記事では一定で計算します。詳しくは以下の記事を参照してください。）
| 費用 | 30坪の場合 | 40坪の場合 | 50坪の場合 | 60坪の場合 |
| 本体価格 （消費税込み） |
19,800,000円 | 26,400,000円 | 33,000,000円 | 39,600,000円 |
| 頭金 | 3,960,000円 | 5,280,000円 | 6,600,000円 | 7,920,000円 |
| 月々の支払い額 | 47,000円 | 63,000円 | 78,000円 | 94,000円 |
平均的な40坪の家であれば、月々の支払い額は63,000円。30坪の小さな家でもよければ、月々の支払い額は47,000円です。
ただし、土地を持っていない場合はこれに加えて土地代がかかります。土地代はピンキリですが、東京都内や首都圏に住むのであれば30,000,000円は見ておきましょう。
さらに、注文住宅を建てる際は本体価格とは別に諸費用がかかります。金額は本体価格と土地代を足した金額の2割～3割程度。
仮に30,000,000円の土地を購入してジェイ・レジデンスを建てるとしたら、以下の計算でおおざっぱな総支払い額が出せます。
・30坪の場合
（本体価格19,800,000円+土地代30,000,000円）×1.25=62,250,000円
・40坪の場合
（本体価格26,400,000円+土地代30,000,000円）×1.25=70,500,000円
・50坪の場合
（本体価格33,000,000円+土地代30,000,000円）×1.25=78,750,000円
・60坪の場合
（本体価格39,600,000円+土地代30,000,000円）×1.25=87,000,000円
土地代と諸費用をあわせると、総支払い額は30坪で62,250,000円です。
先ほど解説したように年収の8倍でこの金額になるとすれば、ジェイ・レジデンスを建てるには7,781,250円の年収が必要という計算になります。
ちなみに諸費用の内訳については以下の記事で詳しく解説しているので、詳細まで知りたい方はこちらもあわせて参考にしてみてください。
ジェイ・アーバンの必要年収
（画像引用：住友不動産ホームページ https://www.j-urban.jp/）
おなじく木造2階建て、ジェイ・アーバン。坪単価の目安は500,000円～600,000円です。
わかりやすくするために550,000円と仮定して、ジェイ・アーバンを延べ床面積30坪～60坪で建てた場合で計算すると、支払い額は下の表のようになります。
| 費用 | 30坪の場合 | 40坪の場合 | 50坪の場合 | 60坪の場合 |
| 本体価格（消費税込み） | 18,150,000円 | 24,200,000円 | 30,250,000円 | 36,300,000円 |
| 頭金 | 3,630,000円 | 4,840,000円 | 6,050,000円 | 7,260,000円 |
| 月々の支払い額 | 43,000円 | 57,000円 | 72,000円 | 86,000円 |
平均的な40坪の家であれば、月々の支払い額は57,000円。30坪の小さな家でもよければ、月々の支払い額は43,000円です。
では、30,000,000円の土地を購入してジェイ・アーバンを建てると仮定し、諸費用を含めておおざっぱな総支払い額を出してみましょう。
・30坪の場合
（本体価格18,150,000円+土地代30,000,000円）×1.25=60,187,500円
・40坪の場合
（本体価格24,200,000円+土地代30,000,000円）×1.25=67,750,000円
・50坪の場合
（本体価格30,250,000円+土地代30,000,000円）×1.25=75,312,500円
・60坪の場合
（本体価格36,300,000円+土地代30,000,000円）×1.25=82,875,000円
土地代と諸費用をあわせると、総支払い額は30坪で60,187,500円です。
年収の8倍でこの金額になるとすれば、ジェイ・アーバンを建てるには7,523,437円の年収が必要という計算になります。
ブレス ナゴミの必要年収
（画像引用：住友不動産ホームページ https://www.j-urban.jp/）
こちらも木造2階建て、ブレス ナゴミ。坪単価の目安は500,000円～600,000円です。
550,000円だと先ほどの計算とかぶってしまうので、最安値の500,000円で計算してみます。延べ床面積30坪～60坪でブレス ナゴミを建てるとすると、支払い額は下の表のようになります。
| 費用 | 30坪の場合 | 40坪の場合 | 50坪の場合 | 60坪の場合 |
| 本体価格 （消費税込み） |
16,500,000円 | 22,000,000円 | 27,500,000円 | 33,000,000円 |
| 頭金 | 3,300,000円 | 4,400,000円 | 5,500,000円 | 6,600,000円 |
| 月々の支払い額 | 39,000円 | 52,000円 | 65,000円 | 78,000円 |
平均的な40坪の家であれば、月々の支払い額は52,000円。30坪の小さな家でもよければ、月々の支払い額は39,000円です。
では、30,000,000円の土地を購入してブレス ナゴミを建てると仮定し、諸費用を含めておおざっぱな総支払い額を出してみましょう。
・30坪の場合
（本体価格16,500,000円+土地代30,000,000円）×1.25=58,125,000円
・40坪の場合
（本体価格22,000,000円+土地代30,000,000円）×1.25=65,000,000円
・50坪の場合
（本体価格27,500,000円+土地代30,000,000円）×1.25=71,875,000円
・60坪の場合
（本体価格33,000,000円+土地代30,000,000円）×1.25=78,750,000円
土地代と諸費用をあわせると、総支払い額は30坪で58,125,000円です。
年収の8倍でこの金額になるとすれば、ブレス ナゴミを建てるには7,265,625円の年収が必要という計算になります。
住友不動産の家を〇〇の年収で建てるには
（画像引用：住友不動産ホームページ https://www.j-urban.jp/）
ここまでは30,000,000円の土地を買う前提で必要な年収を出してきましたが、もちろん土地代にいくらかけるかは個人の自由です。
ここからは、
- 年収3,000,000円
- 年収5,000,000円
- 年収7,000,000円
これら3つの年収で住友不動産の家を建てるにはどうすればいいかを見ていきましょう。
年収3,000,000円の場合
年収3,000,000円の場合、8倍で計算すると、24,000,000円。
先ほど例として挙げたなかでもっとも安い30坪のブレス ナゴミが、本体価格16,500,000円なので予算内です。
諸費用を考慮すると、土地代に使えるのは2,700,000円。2,700,000円の土地は東京都内で見つけるのは困難ですが、首都圏や地方であれば選択肢はあります。
頭金3,300,000円+諸費用4,800,000円の計8,100,000円用意して、月々の支払いは47,000円です。
年収3,000,000円というと月収が250,000円あるわけですから、夫婦2人で生活するぶんには困らないでしょう。
年収5,000,000円の場合
年収5,000,000円の場合、8倍で計算すると、40,000,000円。
この予算であれば、40坪のジェイ・アーバン（本体価格24,200,000円）が予算内で建てられて、土地代に7,800,000円使えます。
ただ、7,800,000円だと東京都内で探すのは難しく、首都圏もしくは地方で探すことになります。
この場合、頭金4,840,000円+諸費用8,000,000円の計12,840,000円用意して、月々の支払いは80,000円。
「家は小さめでいいから土地にもう少しこだわりたい」ということであれば、30坪のジェイ・アーバン（本体価格18,150,000円）を建てて土地代に13,800,000円使うことも可能です。
その場合は頭金3,630,000円+諸費用7,987,500円の計11,617,500円用意して、月々の支払いは84,000円。
年収5,000,000円ということは月収が416,000円あるわけですから、頭金と諸費用さえ用意できれば、支払い自体はそれほどきつくないでしょう。
年収7,000,000円の場合
年収7,000,000円の場合、8倍で計算すると、56,000,000円。
これぐらい予算があれば、先ほど例として挙げたなかでもっとも高価な、ジェイ・レジデンスも建てられます。
ジェイ・レジデンスの本体価格は50坪で33,000,000円なので、諸費用を考慮すると土地代にかけられるのは11,800,000円です。
頭金6,600,000円+諸費用11,200,000円の計17,800,000円用意するとして、月々の支払いは113,000円。
年収7,000,000円というと月収が583,000円あるわけですから、これぐらい支払いがあっても余裕を持って暮らせるでしょう。
「家はそこまで大きくなくていいから土地にこだわりたい」ということであれば、40坪のジェイ・レジデンス（本体価格26,400,000円）を建てて土地代に18,400,000円使うこともできます。
その場合は頭金5,280,000円+諸費用11,200,000円の計16,480,000円用意して、月々の支払いは117.000円です。
ここまで書いてきましたが、例として挙げた3つの商品の坪単価には実質そこまで大きな差はないので、予算に左右されずに選択できます。
この記事を読んだことで、住友不動産で家を建てるには年収いくら必要かという疑問が解消されることを願っています。
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