「大和ハウスで家を建てたいんだけど、年収っていくら必要?」
「月々の支払い額ってどれくらいになるの? 年収3,000,000円でも建てられるかな?」
注文住宅の値段、車や電化製品と違ってはっきりした額が決まっていないし、いくら用意すればいいのかわかりにくいですよね。
この記事では、大和ハウスで家を建てるには年収はいくら必要か、それに満たない年収で建てるにはどうしたらいいかをわかりやすく解説します。
実際に大和ハウスで建てたひとの実例を挙げながら解説しますので、ぜひ最後まで読んでください。
大和ハウスで家を建てたひとの年収
大和ハウスで実際に家を建てたひとの口コミを調べると、年収は4,000,000円~12,000,000円程度であることがわかります。
建築費用は23,000,000円~40,000,000円で、年収の3.26倍~6.95倍の家を建てているのが実情です。
年収7,000,000円で38,000,000円の家を建てたひとは、さらに土地代を加えて総支払い額が52,000,000円と、年収の7.42倍の金額に。
頭金は5,000,000円で建てており、それほど資金が多くなくても7.42倍程度の金額なら実現可能だということを示しています。
大和ハウスで家を建てるには年収はいくら必要か
では実際にいくつかの商品を例に出して、必要な年収がいくらになるか計算していきましょう。
対象とする商品は以下の3つです。
商品名 | 特徴 |
ジーヴォシグマ | 軽量鉄骨平屋・2階建て |
ジーヴォグランウッド | 木造平屋・2階建て |
スカイエ | 重量鉄骨3・4・5階建て |
なお支払いの条件としては、次の通りで計算します。
- 頭金を本体価格の2割用意する
- 35年ローン(金利1.24%で固定)
- ボーナス払いなし
- 元利均等返済
ジーヴォシグマの必要年収
(画像引用:大和ハウスホームページ https://www.daiwahouse.co.jp/index.html)
軽量鉄骨平屋・2階建てのジーヴォシグマ。坪単価の目安は600,000円~1,000,000円です。
わかりやすくするために坪単価を800,000円と仮定して、ジーヴォシグマを延べ床面積30坪~60坪で建てた場合で計算すると、支払い額は下の表のようになります。
(※実際は延べ床面積が上下すると坪単価も変わるので、正確な金額ではありませんが、坪単価がいくら変動するかは断言できないため、この記事では一定で計算します。詳しくは以下の記事を参照してください。)
費用 | 30坪の場合 | 40坪の場合 | 50坪の場合 | 60坪の場合 |
本体価格 (消費税込み) |
26,400,000円 | 35,200,000円 | 44,000,000円 | 52,800,000円 |
頭金 | 5,280,000円 | 7,040,000円 | 8,800,000円 | 10,560,000円 |
月々の支払い額 | 63,000円 | 83,000円 | 104,000円 | 125,000円 |
平均的な40坪の家であれば、月々の支払い額は83,000円。30坪の小さな家でもよければ、月々の支払い額は63,000円です。
ただし、土地を持っていない場合はこれに加えて土地代がかかります。土地代はピンキリですが、東京都内や首都圏に住むのであれば30,000,000円は見ておきましょう。
さらに、注文住宅を建てる際は本体価格とは別に諸費用がかかります。金額は本体価格と土地代を足した金額の2割~3割程度。
仮に30,000,000円の土地を購入してジーヴォシグマを建てるとしたら、以下の計算でおおざっぱな総支払い額が出せます。
・30坪の場合
(本体価格26,400,000円+土地代30,000,000円)×1.25=70,500,000円
・40坪の場合
(本体価格35,200,000円+土地代30,000,000円)×1.25=81,500,000円
・50坪の場合
(本体価格44,000,000円+土地代30,000,000円)×1.25=92,500,000円
・60坪の場合
(本体価格52,800,000円+土地代30,000,000円)×1.25=103,500,000円
土地代と諸費用をあわせると、総支払い額は30坪で70,500,000円です。
先ほどの実例のように年収の7.42倍でこの金額になるとすれば、ジーヴォシグマを建てるには9,501,347円の年収が必要という計算になります。
ちなみに諸費用の内訳については以下の記事で詳しく解説しているので、詳細まで知りたい方はこちらもあわせて参考にしてみてください。
ここまで読んで「高い…」と感じた方のために、大和ハウスでつかえる値引き交渉のやりかたを以下の記事で解説しています。少しでも安く建てるために参考になれば幸いです。
ジーヴォグランウッドの必要年収
(画像引用:大和ハウスホームページ https://www.daiwahouse.co.jp/index.html)
木造平屋・2階建てのジーヴォグランウッド。坪単価の目安は650,000円~750,000円です。
わかりやすくするために700,000円と仮定して、ジーヴォグランウッドを延べ床面積30坪~60坪で建てた場合で計算すると、支払い額は下の表のようになります。
費用 | 30坪の場合 | 40坪の場合 | 50坪の場合 | 60坪の場合 |
本体価格 (消費税込み) |
23,100,000円 | 30,800,000円 | 38,500,000円 | 46,200,000円 |
頭金 | 4,620,000円 | 6,160,000円 | 7,700,000円 | 9,240,000円 |
月々の支払い額 | 55,000円 | 73,000円 | 91,000円 | 109,000円 |
平均的な40坪の家であれば、月々の支払い額は73,000円。30坪の小さな家でもよければ、月々の支払い額は55,000円です。
では、30,000,000円の土地を購入してジーヴォグランウッドを建てると仮定し、諸費用を含めておおざっぱな総支払い額を出してみましょう。
・30坪の場合
(本体価格23,100,000円+土地代30,000,000円)×1.25=66,375,000円
・40坪の場合
(本体価格30,800,000円+土地代30,000,000円)×1.25=76,000,000円
・50坪の場合
(本体価格38,500,000円+土地代30,000,000円)×1.25=85,625,000円
・60坪の場合
(本体価格46,200,000円+土地代30,000,000円)×1.25=95,250,000円
土地代と諸費用をあわせると、総支払い額は30坪で66,375,000円です。
年収の7.42倍でこの金額になるとすれば、ジーヴォグランウッドを建てるには8,945,417円の年収が必要という計算になります。
スカイエの必要年収
(画像引用:大和ハウスホームページ https://www.daiwahouse.co.jp/index.html)
重量鉄骨3・4・5階建て、スカイエ。坪単価の目安は700,000円~800,000円です。
わかりやすくするために750,000円と仮定して、スカイエを延べ床面積30坪~60坪で建てた場合で計算すると、支払い額は下の表のようになります。
費用 | 30坪の場合 | 40坪の場合 | 50坪の場合 | 60坪の場合 |
本体価格 (消費税込み) |
24,750,000円 | 33,000,000円 | 41,250,000円 | 49,500,000円 |
頭金 | 4,950,000円 | 6,600,000円 | 8,250,000円 | 9,900,000円 |
月々の支払い額 | 59,000円 | 78,000円 | 97,000円 | 117,000円 |
平均的な40坪の家であれば、月々の支払い額は78,000円。30坪の小さな家でもよければ、月々の支払い額は59,000円です。
では、30,000,000円の土地を購入してスカイエを建てると仮定し、諸費用を含めておおざっぱな総支払い額を出してみましょう。
・30坪の場合
(本体価格24,750,000円+土地代30,000,000円)×1.25=68,437,500円
・40坪の場合
(本体価格33,000,000円+土地代30,000,000円)×1.25=78,750,000円
・50坪の場合
(本体価格41,250,000円+土地代30,000,000円)×1.25=89,062,500円
・60坪の場合
(本体価格49,500,000円+土地代30,000,000円)×1.25=99,375,000円
土地代と諸費用をあわせると、総支払い額は30坪で68,437,500円です。
年収の7.42倍でこの金額になるとすれば、スカイエを建てるには9,223,382円の年収が必要という計算になります。
大和ハウスの家を〇〇の年収で建てるには
(画像引用:大和ハウスホームページ https://www.daiwahouse.co.jp/index.html)
ここまでは30,000,000円の土地を買う前提で必要な年収を出してきましたが、もちろん土地代にいくらかけるかは個人の自由です。
ここからは、
- 年収3,000,000円
- 年収5,000,000円
- 年収7,000,000円
これら3つの年収で大和ハウスの家を建てるにはどうすればいいかを見ていきましょう。
年収3,000,000円の場合
年収3,000,000円の場合、7.42倍で計算すると、22,260,000円。
先ほど例として挙げたなかでもっとも安い30坪のジーヴォグランウッドが、本体価格だけで23,100,000円なので、土地をすでに持っているとしても予算オーバーです。
こうなると、まず設備のグレードを下げて、坪単価を下限の650,000円まで下げるしかありません。
坪単価650,000円で30坪の家であれば、本体価格は消費税込みで21,450,000円。これでも諸費用を考えると土地代にかけられるお金がのこらないので、坪数も下げましょう。
20坪の家にすれば、本体価格は消費税込みで14,300,000円※。これなら諸費用を考慮しても土地代に3,500,000円使えます。
頭金2,860,000円+諸費用4,450,000円の計7,310,000円用意して、月々の支払いは44,000円です。
年収3,000,000円というと月収が250,000円あるわけですから、夫婦2人で生活するぶんには困らないでしょう。
(※先ほど触れたように、坪数が変わると坪単価も変わりますが、いくら変わるかが断言できないため、一定で計算しています。)
年収5,000,000円の場合
年収5,000,000円の場合、7.42倍で計算すると、37,100,000円。
30坪のジーヴォグランウッド(23,100,000円)はグレードを下げなくても予算内で建てられますが、諸費用を考慮すると土地代に使えるお金が6,500,000円しかありません。
6,500,000円だと東京都内に住むのは難しく、首都圏もしくは地方で探すことになります。
この場合、頭金4,620,000円+諸費用7,400,000円の計12,020,000円用意して、月々の支払いは74,000円。
年収5,000,000円ということは月収が416,000円あるわけですから、頭金と諸費用さえ用意できれば、支払い自体はそれほどきつくないでしょう。
年収7,000,000円の場合
年収7,000,000円の場合、7.42倍で計算すると、51,940,000円。
これぐらい予算があれば、先ほど挙げたなかでもっとも高額な、ジーヴォシグマも建てられます。
ジーヴォシグマの本体価格は30坪で26,400,000円なので、諸費用を考慮すると土地代にかけられるのは15,100,000円です。
頭金5,280,000円+諸費用10,375,000円の計15,655,000円用意するとして、月々の支払いは107,000円。
年収7,000,000円というと月収が583,000円あるわけですから、これぐらい支払いがあっても余裕を持って暮らせるでしょう。
「土地は地方でいいから家をもっと広くしたい」ということであれば、土地代を10,700,000円に抑えて40坪のジーヴォグランウッド(30,800,000円)を建てることもできます。
その場合は頭金6,160,000円+諸費用10,375,000円の計16,535,000円用意して、月々の支払いは104,000円です。
ここまで書いてきましたが、ジーヴォシグマは人気商品だけあって口コミが多く、坪単価の幅も他の商品にくらべて広いので、予算を組む際は注意しましょう。
この記事を読んだことで、大和ハウスで家を建てるには年収いくら必要かという疑問が解消されることを願っています。
なお、大和ハウスで実際に建てた方たちの声を以下の記事で解説していますので、「大和ハウスの家の住み心地」について知りたい方はぜひこちらも参考にしてください。
理想の注文住宅完成に一歩近づく方法
これから注文住宅を建てようと思っている方、何から始めたらいいかわからなくて困っていませんか?
そんなときは、注文住宅資料請求【LIFULL HOME’S】を利用するのがおすすめですよ。
家を建てる予定の地域やこだわりに応じて、ハウスメーカー・工務店からカタログを無料で取り寄せられるサービスです。
各メーカーの家の仕様や特長を知ることで、住みたいイメージに合致するのがどこのメーカーなのか、ひと目で判断できるでしょう。
- ハウスメーカーの公式ホームページを見ても違いがよくわからない
- 時間と手間をかけずにメーカーを比較したい
- 住宅展示場で1社1社話を聞いてまわるのがめんどくさい
こんな悩みを抱えているならぜひ利用してください。理想の注文住宅完成に一歩近づけます。