「三井ホームで家を建てたいんだけど、年収っていくら必要?」
「月々の支払い額ってどれくらいになるの? 年収3,000,000円でも建てられるかな?」
注文住宅の値段、車や電化製品と違ってはっきりした額が決まっていないし、いくら用意すればいいのかわかりにくいですよね。
この記事では、三井ホームで家を建てるには年収はいくら必要か、それに満たない年収で建てるにはどうしたらいいかをわかりやすく解説します。
実際に三井ホームで建てたひとの実例を挙げながら解説しますので、ぜひ最後まで読んでください。
三井ホームで家を建てたひとの年収
三井ホームで実際に家を建てたひとの口コミを調べると、年収は6,500,000円~30,000,000円程度であることがわかります。
建築費用は26,800,000円~50,000,000円で、年収の1.32倍~6.25倍の家を建てているのが実情です。
ただ、これらの口コミには土地代が含まれているかどうかが書かれていない(もしくは含まれていない)ため、土地代を含めるとさらに金額が大きくなる可能性があります。
他のハウスメーカーで建てたひとの口コミを参考にすると、土地代を含めた費用が年収の8倍程度であれば、無理のない返済計画が立てられるという計算結果が出ています。
三井ホームで家を建てるには年収はいくら必要か
では実際にいくつかの商品を例に出して、必要な年収がいくらになるか計算していきましょう。
対象とする商品は以下の3つです。
商品名 | 特徴 |
ルーカス | 木造2階建て |
ラングレー | |
ヴァンス |
なお支払いの条件としては、次の通りで計算します。
- 頭金を本体価格の2割用意する
- 35年ローン(金利1.24%で固定)
- ボーナス払いなし
- 元利均等返済
ルーカスの必要年収
(画像引用:三井ホームホームページ https://www.mitsuihome.co.jp/)
木造2階建て、ルーカス。坪単価の目安は650,000円~750,000円です。
わかりやすくするために坪単価を700,000円と仮定して、ルーカスを延べ床面積30坪~60坪で建てた場合で計算すると、支払い額は下の表のようになります。
(※実際は延べ床面積が上下すると坪単価も変わるので、正確な金額ではありませんが、坪単価がいくら変動するかは断言できないため、この記事では一定で計算します。詳しくは以下の記事を参照してください。)
費用 | 30坪の場合 | 40坪の場合 | 50坪の場合 | 60坪の場合 |
本体価格 (消費税込み) |
23,100,000円 | 30,800,000円 | 38,500,000円 | 46,200,000円 |
頭金 | 4,620,000円 | 6,160,000円 | 7,700,000円 | 9,240,000円 |
月々の支払い額 | 55,000円 | 73,000円 | 91,000円 | 109,000円 |
平均的な40坪の家であれば、月々の支払い額は73,000円。30坪の小さな家でもよければ、月々の支払い額は55,000円です。
ただし、土地を持っていない場合はこれに加えて土地代がかかります。土地代はピンキリですが、東京都内や首都圏に住むのであれば30,000,000円は見ておきましょう。
さらに、注文住宅を建てる際は本体価格とは別に諸費用がかかります。金額は本体価格と土地代を足した金額の2割~3割程度。
仮に30,000,000円の土地を購入してルーカスを建てるとしたら、以下の計算でおおざっぱな総支払い額が出せます。
・30坪の場合
(本体価格23,100,000円+土地代30,000,000円)×1.25=66,375,000円
・40坪の場合
(本体価格30,800,000円+土地代30,000,000円)×1.25=76,000,000円
・50坪の場合
(本体価格38,500,000円+土地代30,000,000円)×1.25=85,625,000円
・60坪の場合
(本体価格46,200,000円+土地代30,000,000円)×1.25=95,250,000円
土地代と諸費用をあわせると、総支払い額は30坪で66,375,000円です。
先ほど解説したように年収の8倍でこの金額になるとすれば、ルーカスを建てるには8,296,875円の年収が必要という計算になります。
ちなみに諸費用の内訳については以下の記事で詳しく解説しているので、詳細まで知りたい方はこちらもあわせて参考にしてみてください。
ここまで読んで「高い…」と感じた方のために、三井ホームでつかえる値引き交渉のやりかたを以下の記事で解説しています。少しでも安く建てるために参考になれば幸いです。
ラングレーの必要年収
(画像引用:三井ホームホームページ https://www.mitsuihome.co.jp/)
おなじく木造2階建て、ラングレー。坪単価の目安は1,000,000円です。
ラングレーを延べ床面積30坪~60坪で建てた場合で計算すると、支払い額は下の表のようになります。
費用 | 30坪の場合 | 40坪の場合 | 50坪の場合 | 60坪の場合 |
本体価格 (消費税込み) |
33,000,000円 | 44,000,000円 | 55,000,000円 | 66,000,000円 |
頭金 | 6,600,000円 | 8,800,000円 | 11,000,000円 | 13,200,000円 |
月々の支払い額 | 78,000円 | 104,000円 | 130,000円 | 156,000円 |
平均的な40坪の家であれば、月々の支払い額は104,000円。30坪の小さな家でもよければ、月々の支払い額は78,000円です。
では、30,000,000円の土地を購入してラングレーを建てると仮定し、諸費用を含めておおざっぱな総支払い額を出してみましょう。
・30坪の場合
(本体価格33,000,000円+土地代30,000,000円)×1.25=78,750,000円
・40坪の場合
(本体価格44,000,000円+土地代30,000,000円)×1.25=92,500,000円
・50坪の場合
(本体価格55,000,000円+土地代30,000,000円)×1.25=106,250,000円
・60坪の場合
(本体価格66,000,000円+土地代30,000,000円)×1.25=120,000,000円
土地代と諸費用をあわせると、総支払い額は30坪で78,750,000円です。
年収の8倍でこの金額になるとすれば、ラングレーを建てるには9,843,750円の年収が必要という計算になります。
ヴァンスの必要年収
(画像引用:三井ホームホームページ https://www.mitsuihome.co.jp/)
こちらも木造2階建て、ヴァンス。坪単価の目安は600,000円~950,000円です。
あいだを取って775,000円と仮定して、ヴァンスを延べ床面積30坪~60坪で建てた場合で計算すると、支払い額は下の表のようになります。
費用 | 30坪の場合 | 40坪の場合 | 50坪の場合 | 60坪の場合 |
本体価格 (消費税込み) |
25,575,000円 | 34,100,000円 | 42,625,000円 | 51,150,000円 |
頭金 | 5,115,000円 | 6,820,000円 | 8,525,000円 | 10,230,000円 |
月々の支払い額 | 61,000円 | 81,000円 | 101,000円 | 121,000円 |
平均的な40坪の家であれば、月々の支払い額は81,000円。30坪の小さな家でもよければ、月々の支払い額は61,000円です。
では、30,000,000円の土地を購入してヴァンスを建てると仮定し、諸費用を含めておおざっぱな総支払い額を出してみましょう。
・30坪の場合
(本体価格25,575,000円+土地代30,000,000円)×1.25=69,468,750円
・40坪の場合
(本体価格34,100,000円+土地代30,000,000円)×1.25=80,125,000円
・50坪の場合
(本体価格42,625,000円+土地代30,000,000円)×1.25=90,781,250円
・60坪の場合
(本体価格51,150,000円+土地代30,000,000円)×1.25=101,437,500円
土地代と諸費用をあわせると、総支払い額は30坪で69,468,750円です。
年収の8倍でこの金額になるとすれば、ヴァンスを建てるには8,683,593円の年収が必要という計算になります。
三井ホームの家を〇〇の年収で建てるには
(画像引用:三井ホームホームページ https://www.mitsuihome.co.jp/)
ここまでは30,000,000円の土地を買う前提で必要な年収を出してきましたが、もちろん土地代にいくらかけるかは個人の自由です。
ここからは、
- 年収3,000,000円
- 年収5,000,000円
- 年収7,000,000円
これら3つの年収で三井ホームの家を建てるにはどうすればいいかを見ていきましょう。
年収3,000,000円の場合
年収3,000,000円の場合、8倍で計算すると、24,000,000円。
先ほど例として挙げたなかでもっとも安い30坪のルーカスが、本体価格だけ見ると23,100,000円なので予算内ですが、諸費用と土地代に回せるお金がのこりません。
こうなると、まず設備のグレードを下げて、坪単価を下限の650,000円に下げる必要があります。
坪単価650,000円で30坪の家であれば、本体価格は消費税込みで21,450,000円。これでもまだ諸費用と土地代がのこらないので、坪数も下げましょう。
22坪の家にすれば、本体価格は消費税込みで15,730,000円※。これなら諸費用を考慮しても土地代に3,400,000円使えます。
頭金3,146,000円+諸費用4,782,500円の計7,928,500円用意して、月々の支払いは47,000円です。
年収3,000,000円というと月収が250,000円あるわけですから、夫婦2人で生活するぶんには困らないでしょう。
(※先ほど触れたように、坪数が変わると坪単価も変わりますが、いくら変わるかが断言できないため、一定で計算しています。)
年収5,000,000円の場合
年収5,000,000円の場合、8倍で計算すると、40,000,000円。
30坪のルーカス(23,100,000円)は予算内で建てられるうえに、諸費用を考慮しても土地代として8,900,000円使えます。
ただ、8,900,000円だと東京都内で探すのは難しく、首都圏もしくは地方で探すことになります。
この場合、頭金4,620,000円+諸費用8,000,000円の計12,620,000円用意して、月々の支払いは81,000円。
年収5,000,000円ということは月収が416,000円あるわけですから、頭金と諸費用さえ用意できれば、支払い自体はそれほどきつくないでしょう。
年収7,000,000円の場合
年収7,000,000円の場合、8倍で計算すると、56,000,000円。
これぐらい予算があれば、先ほど挙げたなかでもっとも高額な、ラングレーも建てられます。
ラングレーの本体価格は30坪で33,000,000円なので、諸費用を考慮すると土地代にかけられるのは11,800,000円です。
頭金6,600,000円+諸費用11,200,000円の計17,800,000円用意するとして、月々の支払いは113,000円。
年収7,000,000円というと月収が583,000円あるわけですから、これぐらい支払いがあっても余裕を持って暮らせるでしょう。
もう少し広い家がよければ、40坪のルーカスが本体価格30,800,000円で建てられて、土地代に14,000,000円使えます。
その場合は頭金6,160,000円+諸費用11,200,000円の計17,360,000円用意して、月々の支払いは114,000円です。
ここまで書いてきましたが、坪単価はオプションの追加や条件変更によってあっさり上下するので、あくまで参考値としてとらえましょう。
この記事を読んだことで、三井ホームで家を建てるには年収いくら必要かという疑問が解消されることを願っています。
なお、三井ホームで実際に建てた方たちの声を以下の記事で解説していますので、「三井ホームの家の住み心地」について知りたい方はぜひこちらも参考にしてください。
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