「セキスイハイムで注文住宅を建てようと思ってるんだけど、欠点ってないの?」
「公式サイト見るとメリットはたくさん書いてあるよね。でも契約するならデメリットも教えてくれないと不安だな…」
大手ハウスメーカー、セキスイハイム。ホームページやカタログにはいいことしか書かれてなくて、欠点がないのかどうか疑わしいですよね。
この記事では、セキスイハイムのホームページやカタログには載っていない、欠点・デメリットをすべて解説します。
読めば欠点・デメリットを知ったうえで建てるかどうか判断できるようになりますので、ぜひ最後まで読んでください。
(※記事内の画像はイメージです)
セキスイハイムの欠点・デメリット
それではさっそく解説していきます。
据え付けの日に雨が降ると工期が大幅におくれる
セキスイハイムでは、工事の大半を建築現場ではなく工場で終わらせます。
理由は、建築途中に建物の内部が雨でぬれてしまう可能性をなくすためです。
工場でほぼ完成した状態のものをトラックで建築現場に運び、建築現場ではそれらを組み合わせるだけなので、据え付け工事はわずか1日で完了。
据え付け工事の予定日に雨予報だった場合は工事を延期し、工期を遅らせてでも建物が雨にぬれないことを優先します。
…と、ここまではメリットなのですが、実際にセキスイハイムで建てたひとの声を聞くと、据え付け工事の延期には以下のようなデメリットが。
- 据え付け工事には予備日がなく、一度延期になると次がいつになるかわからない
- ローンの支払いだけが予定どおりに始まってしまい、仮住まいの家賃と二重に支払わなければいけなくなった
- 他の施主の据え付け日とかぶってしまうため、土日祝日や大安吉日といった都合のいい日をえらぶ余地がない
長い目で見れば、「雨の日を避ける」というのは、施工品質を落とさないためのセキスイハイム側の誠実な対応です。
しかし、土日祝日しか現場を見に行かれない施主や、予算ギリギリでローンを組んだ施主にとっては、もう少し融通を利かせてほしいところでしょう。
延期になった場合、次の予定日が20日後になったという声がありました。
20日後というのはあくまで一例であり、延期になった全員が20日後になるわけではありません。
20日後の据え付け日にまた雨予報だった場合は、さらに延期になります。
雨漏りしやすい
セキスイハイムの家の悪い報告で多いのが、雨漏りです。
実際に建てたひとの声を聞くと、雨漏りした家のほとんどが新築から1年未満~2年程度の新しい家ばかり。
もちろん保証の範囲内なので無償修理してもらえますが、
「直すのは当たり前。雨漏りなんてありえないと思って契約したんだから、お金返してほしい。セキスイハイムで建てることは他のひとにはぜったい勧めない」
と、被害に遭った施主の怒りは計り知れないものがあります。
外構業者の質が悪い
(画像引用:セキスイハイムホームページ https://www.sekisuiheim.com/)
セキスイハイムの外構工事業者の質が悪い、という声が複数ありました。
具体的には以下の内容です。
- シンボルツリーにたのんだのと違う木を植えられた
- 「将来カーポートをつけるから駐車場は横幅を広く取ってください」と注文したのに、スライドドアの車でギリギリまで片方に寄せないと乗り降りできない幅しか取らなかった
- 庭にゴミを埋め、さらに家の周りにもゴミをポイ捨てして帰った
どれもふつうに仕事してくれれば当たり前に防げた内容ばかりで、「外構工事の腕が悪い」以前の問題ですね。
このように不満の声が多い原因のひとつとしては、セキスイハイムが直接外構工事をするのではなく、下請け会社に丸投げするからです。
施主はセキスイハイムの営業マンやプランを気に入って契約を決めますが、下請け会社の質までは契約前に確認できません。
「外構工事もセキスイハイムに任せれば安心だろう」
と思って依頼すると、理想と現実のギャップにおどろくことになってしまうのです。
ちなみに外構工事は他の会社に依頼することもできるので、セキスイハイムで家を建てるからといって、外構工事もかならずセキスイハイムに依頼しなければいけないわけではありません。
家の施工品質が下請け会社の質に左右される
(画像引用:セキスイハイムホームページ https://www.sekisuiheim.com/)
セキスイハイムは工事のほとんどを工場で終わらせるため、施工ミスは発生しないと思われがちですが、据え付け後の工事は下請け業者が行います。
やはり下請け業者の施工のクオリティには疑問の声が挙がっており、実際にセキスイハイムで建てたひとの声を聞くと、以下のような報告がありました。
- フローリングに何ヶ所も穴が空いている
- 洗面所の水道のノブを引いたら「スポッ」と取れた(ネジの締め忘れ)
- 入居早々キッチンから水漏れ
腕の悪い下請け業者に担当されると、このような施工ミスが発生してしまうのです。
もちろん指摘すれば手直ししてもらえるものの、入居したばかりでバタバタしているときに修理業者をまねくのは、少なからずストレスにつながるでしょう。
工場での施工ミスもゼロではない
(画像引用:セキスイハイムホームページ https://www.sekisuiheim.com/)
工場での施工時点でミスが発生する可能性も、ないとはいえません。
ある施主は、据え付け工事の現場を見て、2階の1面のタイルの色を間違えられていることを発見しました。
すぐに営業マンに指摘したところ、
「工場にはもう戻せないので、現場で張り替えます」
とのこと。
工場生産の均一品質がウリのはずなのに、現場で張り替えておなじクオリティになるのか?
すでに張られているタイルを剥がすことで家に悪影響はないのか?
非常に不安になったものの、この件に関する新たな保証やサービスは何もありませんでした。
被災時の修理が有償
東日本大震災で震度6強の地域に住んでいた施主から、
「家の修理に350,000円請求された」
という声がありました。修理内容としては、
- クロスのヒビ(約40ヶ所)
- サッシの鍵のゆがみ
- 基礎の割れ
- 外壁タイルのゆがみ
以上の4つです。
他のハウスメーカーで建てた家が無償修理されているなか、セキスイハイムは有償修理だったこと、そして地震に強いというから建てたのに、まわりのどの家よりも被害が大きかったことに、施主は驚きと後悔の念を抱いています。
間取りの融通が利かない
(画像引用:セキスイハイムホームページ https://www.sekisuiheim.com/)
セキスイハイムのデメリットのひとつは、間取りの融通が利かないこと。
まず、セキスイハイムでは88種類のサイズバリエーションを持つユニットを組み合わせて枠をつくり、そのなかの空間を自由に仕切れます。
鉄骨の柱と梁だけで基本構造が成立するので、室内に構造を支える壁が少なく、耐震性をキープしたまま最大約33帖の柱や壁が出ない空間をつくることも可能です。
ただ、ユニットをブロックのように組み合わせてつくるという特性上、間取りの一部を広げるとそれに連動して廊下が必要以上に広くなるといったように、細かい融通が利きません。
ユニットのサイズが定型なので、好みに合わせたミリ単位の調整は困難です。
ここまで書いてきましたが、ホームページやカタログを見ただけではぜったいに気づけない部分ばかりで、ハウスメーカーえらびの参考になったなら幸いです。
欠点・デメリットをあらかじめ知ったうえで、契約するかどうか検討してみてくださいね。
なお、セキスイハイムで実際に建てた方たちの声を以下の記事で解説していますので、「セキスイハイムの家の住み心地」について知りたい方はぜひこちらも参考にしてください。
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