「積水ハウスで家を建てようと思ってるんだけど、標準仕様ではどんな設備がついてるの?」
「積水ハウスの標準仕様について、くわしく知りたい!」
ハウスメーカーの標準仕様って、ホームページを見ても書いていないし、調べるのが面倒ですよね。
この記事では、積水ハウスの標準仕様(標準装備)について、メーカーから商品名・機能性・特長までくわしく解説します。
読めばどんな設備がついているか理解できますので、ぜひ最後まで読んでください。
積水ハウスの標準仕様(標準装備)
それではさっそく解説していきます。
洗面台はパナソニックorリクシル
洗面台は、パナソニックとリクシルの2メーカーから選択可能です。
パナソニック製「ウツクシーズ」
(画像引用:パナソニックホームページ https://www.panasonic.com/jp/home.html)
パナソニック製の洗面台は、「ウツクシーズ」。
(画像引用:パナソニックホームページ https://www.panasonic.com/jp/home.html)
「ウツクシーズ」は、スゴピカ素材という有機ガラス系の素材でできており、水アカ汚れの原因になる水をはじきます。
水がついてもはっ水性・はつ油性にすぐれているので、サッと拭くだけできれいになります。
(画像引用:パナソニックホームページ https://www.panasonic.com/jp/home.html)
従来の洗面台は排水溝にすき間があり、汚れがたまるポイントになっていましたが、「ウツクシーズ」にはすき間がないため、汚れがたまりません。
(画像引用:パナソニックホームページ https://www.panasonic.com/jp/home.html)
ミラー面もはっ水性・はつ油性にすぐれており、水や汚れがついてもはじきます。
(画像引用:パナソニックホームページ https://www.panasonic.com/jp/home.html)
LED照明が手元まで明るく照らしてくれて、洗濯物を手洗いする場面でも汚れを見落としにくいです。
(画像引用:パナソニックホームページ https://www.panasonic.com/jp/home.html)
「ウツクシーズ」のLED照明には、従来の照明よりも自然な肌の色に見える「美ルック」を採用。
肌の色が美しく見えることで、女性がメイクをする時間を楽しく演出します。
(画像引用:パナソニックホームページ https://www.panasonic.com/jp/home.html)
近づけた手をセンサーが検知して出水。手を離すとすぐに止まります。
使うぶんだけ水が出るので水道代の節約になり、「ハンドソープをつけた手で蛇口をひねって蛇口に泡がついてしまう」ような面倒もありません。
リクシル製「L.C.(エルシィ)」
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
リクシル製の洗面台は、「L.C.(エルシィ)」。
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
特長として、水栓取り付け部が隠れており、一般的な水栓と違ってすき間に水がたまらないので、汚れがつきにくいです。
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
洗面器と一体成型のカウンターになっていて、つなぎ目の凹凸がないため、拭き掃除がかんたんにできます。
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
L.C.は手をかざすだけでセンサーが感知し、自動で湯水が出てきます。
ハンドルを引けば手動で湯水を出すこともでき、自動と手動の切り替え操作は必要ありません。
(画像引用:リクシルホームページ https://www.lixil.co.jp/)
水温30℃以下は青、温度が上がるにつれて黄色→オレンジ→赤と光の色が変化する「ルミナスサイン」つき。さわらなくても水かお湯か見た目で判断できます。
また、手をかざせば約1秒でお湯が出てくるので、お湯待ちの無駄な捨て水や待ち時間がありません。
キッチンはパナソニックorクリナップ
キッチンは、パナソニックとクリナップの2メーカーから選択可能です。
パナソニック製「ラクシーナ」
(画像引用:パナソニックホームページ https://www.panasonic.com/jp/home.html)
パナソニック製のキッチンは、「ラクシーナ」。
(画像引用:パナソニックホームページ https://www.panasonic.com/jp/home.html)
先ほど解説した洗面台にも使われていた、スゴピカ素材(有機ガラス系)を使用しています。
はっ水・はつ油性分を配合しているので、水アカやしょうゆといった汚れも、洗剤を使わずに水をふくませたスポンジやふきんで綺麗に落とせます。
シンクは鉛筆硬度9Hの硬い素材でできており、傷がつきにくいのも特長です。
(画像引用:パナソニックホームページ https://www.panasonic.com/jp/home.html)
引き出して使えるシャワーヘッドは吐水幅が広く、シンクを洗い流すときに手早く洗えます。
さらにシンク底面や排水プレートには傾斜がついており、ゴミを流しやすい形状です。
(画像引用:パナソニックホームページ https://www.panasonic.com/jp/home.html)
コンロは、3つの鍋を横並びに置けるフラットワイドコンロ。
前後ではなく横に広げることで、同時に複数の料理をつくる場合に鍋を移動させる手間がかからないのがメリットです。
2人で料理したい場合にも調理場がせまくなりにくく、快適に料理が楽しめます。
コンロの手前には約16cmのお皿を置くスペースを設けており、盛り付けをスムーズにできるようになっています。
(画像引用:パナソニックホームページ https://www.panasonic.com/jp/home.html)
同梱の「ほっとくっキングリルパン」というフライパンと「グリルパン調理モード」を使えば、コンロが火加減を自動調整して調理。
ボタン操作でメニューを選択するだけで、食材を裏返すタイミングや調理完了まで音声告知してくれるので、その間に他の料理をつくることができて効率的です。
グリルパン調理メニューは、焼き魚10種類・肉料理7種類・野菜とそのほか3種類の計20メニュー登録されており、同梱のグリルパンクッキングブックにも掲載されています。
(画像引用:パナソニックホームページ https://www.panasonic.com/jp/home.html)
そのほか、以下のような便利機能が搭載されています。
- 麺ゆでモード
- もっちりごはんモード
- 炊き込みモード
水量や麺の量を判別して自動で火力調節し、タイマー設定した時間で麺をゆで上げる「麺ゆでモード」。
「もっちりごはんモード」では、お米に充分な吸水が得られるように火力調節し、もちもちのごはんを炊き上げます。
「炊き込みモード」は、ボタンひとつでふっくら美味しい炊き込みご飯を炊き上げる機能です。
火力は13段階で操作可能、温度は130℃~220℃まで設定可能となっており、細かい火加減や高温調理ができます。
クリナップ製「ステディア」
(画像引用:クリナップホームページ http://cleanup.jp/)
クリナップ製のキッチンは、「ステディア」。
(画像引用:クリナップホームページ http://cleanup.jp/)
「ステディア」の特長は、収納力の高さと取り出しやすさです。
コンロ下にはフライパンや片手鍋を立てて収納できるので、引き出しを少し開ければ調理器具を楽に取り出せます。
シンク下からは、ラップや包丁をスムーズに取り出せる設計になっています。
ふだんあまり使わない季節家電やストック品は、足元のフロアコンテナに収納できるため、よく使うものとゴチャゴチャになって取り出しにくくなることがありません。
(画像引用:クリナップホームページ http://cleanup.jp/)
キッチン上部には、ワンタッチで昇降できる吊戸棚タイプの収納、「オートムーブシステム」を装備。
使うときだけ取り出して、使わないときはキャビネットに納まります。
(画像引用:クリナップホームページ http://cleanup.jp/)
レンジフードは「洗エールレンジフード」と名付けられた、自動洗浄機能つき。
一般的なレンジフードは掃除する際に手が汚れてしまって大変でしたが、「洗エールレンジフード」は給湯トレーにお湯を入れてボタンを押すだけで、ファンフィルターの汚れを自動で掃除してくれます。
自動洗浄にかかる時間はわずか10分で、2ヶ月に1度の掃除するタイミングもランプでお知らせ。
換気機能では、夏場に部屋にこもった熱気を自動排熱したり、屋外の花粉やPM2.5を取り除いたきれいな空気を取り入れます。
(画像引用:クリナップホームページ http://cleanup.jp/)
シンクは手前が排水口までレール状に傾斜がついているため、ゴミがたまらず排水口に流れていきやすい形状です。
レール状になっていない右側のスペースは、野菜の水切り場や洗い物の一時置きスペースとして使えます。
すみずみまでセラミック系特殊コーティングの「美コート」で覆われており、傷がつきにくく、油汚れも落ちやすいです。
トイレはTOTO or リクシル
トイレは、TOTOとリクシルの2メーカーから選択できます。
どちらも標準仕様はタンク+手洗い付き、もしくは手洗いなしのトイレです。
お風呂は積水ホームテクノ
(画像引用:積水ホームテクノホームページ https://www.sekisui-hometechno.co.jp/index.html)
お風呂は、積水ホームテクノ製の「バスサルーン エスコート」。
特長は、浴槽の形がふつうの長方形ではなく、曲線を描いた「ウェイビー浴槽」になっていることです。
これにより一般的な浴室よりも洗い場が広くなっており、家族で入る場合や介助が必要な場合に身体を洗いやすくなっています。
洗い場の広さがそれほど必要なければ、ふつうの長方形の浴槽も選択可能です。
(画像引用:積水ホームテクノホームページ https://www.sekisui-hometechno.co.jp/index.html)
「ウェイビー浴槽」にはステップがついていて、腰掛けて半身浴を楽しめます。
また、「バスサルーン エスコート」の浴槽は高断熱浴槽になっており、4時間経ってもお湯の温度が約2.5℃しか下がりません。
床も高断熱フロアで床下からの冷気を防ぎ、冬場の一歩目のヒヤッとする感覚を低減しています。
1アクション2ロックの玄関ドア
(画像引用:積水ハウスホームページ https://www.sekisuihouse.co.jp/)
積水ハウスの「1アクション2ロック」は、主錠をロックする1回の動作で補助錠も同時にロックされ、補助錠の締め忘れを防ぐ機能です。
カギは施錠の確認が外出先でもできる「しめ忘れお知らせキーⅢ」で、ピッキングに強い「防犯サムターン」も標準装備。
さらに主錠も補助錠もバールでこじ開けにくい「鎌つき錠」になっており、侵入犯の手口を封じ込めます。
防犯合わせ複層ガラスサッシ
1階のすべての窓と2階バルコニーに面する窓には、ハンマーでも貫通させることが困難な「防犯合わせ複層ガラスサッシ」を標準装備。
さらに全サッシにロックを2つつけることで、窓まわりの防犯性を大幅に高めています。
ガラス破りをしようとした場合、一般的な単板ガラスにくらべて、30倍以上の時間がかかります。
ぐるりん断熱
(画像引用:積水ハウスホームページ https://www.sekisuihouse.co.jp/)
積水ハウスは、天井・壁・床といった各部位を断熱材ですき間なく包み込む、「ぐるりん断熱」が標準仕様。
次世代省エネルギー基準をクリアし、性能表示制度の省エネルギー対策等級4にも対応しています。
断熱材は主に「無機繊維系」・「発泡樹脂系」・「木質繊維系」の3種類に分類され、断熱性能とともに防火性・施工性(誰が施工しても安定した性能が確保できるかどうか)・安全性といった条件によって使い分けられます。
積水ハウスでは、天井・壁にはやわらかくてすき間なく充填しやすい「無機繊維系」のグラスウールやロックウールを、床下には湿気に強く型くずれしない「発泡樹脂系」のポリスチレンフォームを使用。
断熱材の特性にあわせて、適材適所で使い分けられています。
ここまで書いてきましたが、小さな子どもがいる家庭では「ウェイビー浴槽」は重宝しそうですね。
この記事を読んだことで、積水ハウスの標準仕様・標準装備に関する疑問が解消されることを願っています。
なお、積水ハウスで実際に建てた方たちの声を以下の記事で解説していますので、「積水ハウスの家の住み心地」について知りたい方はぜひこちらも参考にしてください。
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