「一条工務店で家を建てたいと思ってるんだけど、ローンが払っていけるかどうか不安だな…」
「ローンが払えない状態になったらどうなるの? そうならないために気をつけるべきことも教えてほしい!」
家を建てるのは楽しみでも、多額の住宅ローンを払っていけるかどうか不安ですよね。
この記事では、一条工務店で家を建ててローンを払えない状態になったらどうなるか・そうなった場合に取れる選択肢・そもそも払えなくならないためにやるべきことを解説します。
読めば、これらの疑問を解消したうえで、一条工務店での理想の家づくりに臨めるようになりますので、ぜひ最後まで読んでください。
一条工務店でローンを払えない状態になると強制立ち退き処分になる
一条工務店でローンを払えない状態になると、まず催促状や督促状がとどくようになります。
それを無視すると、個人信用情報に事故記録として記載され、最終的に来るのがローンの一括返済要求です。
一括返済要求も無視して合計9ヶ月以上ローンを払えないでいると、保証会社から競売を申し立てられます。
裁判所による現地調査が行われたあと、ローンを払えなくなってから合計13ヶ月~16ヶ月で家が競売にかけられ、入札開始です。
競売が完了すると強制立ち退き処分となり、家に住みつづけることができなくなってしまいます。
一条工務店でローンを払えない状態になった場合に取れる4つの選択肢
つづいて、一条工務店でローンを払えない状態になった場合、施主が取れる4つの選択肢について解説していきましょう。
家を売却する
まず1つめの選択肢は、家を売却すること。
家の売却には「一般売却」と「任意売却」の2種類があります。
「一般売却」は、住宅ローンの残高が家の売却価格よりも安い、アンダーローンの場合に取れる選択肢です。
売却金額は全額ローンの返済にまわし、不足分があったら現金で支払います。
「任意売却」は、住宅ローンの残高が家の売却価格よりも高い、オーバーローンの場合に取れる選択肢です。
相場の価格で家を売却し、不足分は分割で支払うことになります。
金融機関に相談する
ローンが払えない状態になったら、金融機関に相談するのも選択肢のひとつ。
早い段階であればローンの減額や返済計画の見直しといった、代案を提案してくれる可能性があります。
相談したからといってかならず解決するとは限りませんが、ローンが払えない状態になってから時間が経てば経つほど代案の提案がむずかしくなるので、早めに相談しましょう。
金利の低い住宅ローンに借り換えて負担を減らす
家を建ててから払えなくなるまでの間に、現在組んでいるローンよりも金利の低いローンが登場している可能性があります。
金利の低いローンに借り換えることで、負担を減らすのも選択肢のひとつ。
ただし、借り換えても大幅に返済額が変わるわけではないので、過度な期待は禁物です。
賃貸として住みつづける
(画像引用:一条工務店ホームページ https://www.ichijo.co.jp/)
「ハウス・リースバック」というサービスを利用すれば、家を売却したあとに、賃貸として住みつづけることができます。
賃貸として住みつづけている間に資金が用意できれば、ふたたび持ち家として買いなおすことも可能です。
メリットとしては、売却した金額は一括でもらえるので、そのままローンの返済にあてられること。
さらに、競売や仲介とちがって物件の売却情報が一般公開されず、誰にも知られることなく売却できるという面もあります。
ただし、「ハウス・リースバック」を利用するには以下の条件を満たしていなければいけません。
- 安定した収入があること
- 家の名義人すべての同意を得ること(共有名義の場合)
- 売却価格がローンの残高を上回っていること
安定した収入は、賃貸として住むのに家賃を支払う能力があるかどうかがポイント。
共有名義の場合は、現在その家に住んでいるか否かは関係なく、名義人全員の同意を得ることが必要です。
売却価格がローンの残高を下回っている場合は、「ハウス・リースバック」は利用できません。
一条工務店でローンが払えない状態になった場合にやってはいけないこと
ローンが払えなくなった場合、以下のことをしないように注意が必要です。
- カードローンやキャッシング
- 生活保護の受給
- 催促状・督促状を無視する
家のローンを払うためにカードローンやキャッシングをしてしまうのは、本末転倒。
カードローンやキャッシングは住宅ローンよりも金利が高いので、むしろ負担を大きくしてしまいます。
生活保護で住宅ローンを支払うことはできません。
生活保護でもらえるお金は税金であり、税金で資産を形成することは不可能なため、受給したければ先に家を売却することが必要です。
催促状・督促状を無視しつづけると、先ほど解説したように最終的に強制立ち退き処分になってしまいます。
一条工務店でローンを払えない状態にならないためにやるべきこと
では、ローンを払えない状態になってしまわないためには、どんなことに気をつけたらいいでしょうか? ここから解説していきます。
借り入れ金額を年収の8倍以内に抑える
まず、ローンの借り入れ金額を年収の8倍以内に抑えること。
一条工務店で実際に建てたひとの例を見ると、年収の2倍~7.75倍の家を建てているのが実情です。
他のハウスメーカーで建てたひとの例まで広く調査した結果、どんなに高くても年収の9倍に達している例はありませんでした。
審査に通るか通らないかではなく、無理のない返済計画として、年収の8倍を大きく上回る借り入れは控えましょう。
返済計画と年収の目安については以下の記事で計算例を出して解説しているので、くわしく知りたい方はこちらも参考にしてみてください。
頭金を本体価格の2割用意しておく
ローンの負担を減らすためには、頭金を多めに用意しておくのも大事なポイントのひとつ。
目安としては家の本体価格の2割用意しておくことをおすすめします。
一条工務店の人気商品・アイスマートを例にした金額の例を下の表にまとめたので、見てください。
費用 | 30坪の場合 | 40坪の場合 | 50坪の場合 | 60坪の場合 |
本体価格 (消費税込み) |
22,572,000円 | 30,096,000円 | 37,620,000円 | 45,144,000円 |
頭金 | 4,514,400円 | 6,019,200円 | 7,524,000円 | 9,028,800円 |
月々の支払い額 | 51,000円 | 68,000円 | 85,000円 | 102,000円 |
これはアイスマートの建物本体価格の目安をもとに、頭金を2割用意して35年ローン(金利1.24%で固定・元利均等返済・ボーナス払いなし)を組んだ場合の計算例です。
月々の支払い額を見ると、それほど無謀な金額ではないことがわかりますね。
30坪の家でも4,514,400円と、これだけの現金を用意するのはなかなか大変ですが、ローンを払えない状態になってしまわないために、なんとか用意しましょう。
頭金のほかに本体価格と土地代の2割~3割を現金で用意しておく
(画像引用:一条工務店ホームページ https://www.ichijo.co.jp/)
家を建てる際には本体価格と土地代のほかに、多額の費用がかかります。
金額の目安としては、本体価格と土地代を足した金額の2割~3割程度。
たとえば先ほど表にした、30坪のアイスマートを10,000,000円の土地に建てる場合、
本体価格22,572,000円+土地代10,000,000円×0.25=8,143,000円
という計算になり、頭金のほかに8,143,000円の現金が必要です。
具体的にどんな費用がかかるのかは以下の記事で解説しています。内訳が知りたい方はあわせて参考にしてください。
ここまで書いてきましたが、ローンが払えない状態になっても即日家がなくなるわけではないので、そこまで不安になる必要はありません。
この記事で読んだことを頭に入れて、一条工務店で理想の家づくりをしてくださいね。
なお、一条工務店で実際に建てた方たちの声を以下の記事で解説していますので、「一条工務店の家の住み心地」について知りたい方はこちらも参考にしていただければ幸いです。
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