「タマホームで家を建てようと思ってるんだけど、価格はいくらなの?」
「どんな費用がどれだけかかるのか、実際の見積もりを見てくわしく知りたい!」
注文住宅の見積もりって、出してもらうために住宅展示場にわざわざ行くのはめんどくさいですよね。
この記事では、タマホーム(大安心の家の二世帯住宅)に出してもらった見積書を公開し、見積もり内容をくわしく解説します。
読めば、タマホームで二世帯住宅を建てる場合の価格がわかりますので、ぜひ最後まで読んでください。
タマホーム「大安心の家」の見積書と見積もり内容
それではさっそく、大安心の家の見積書を見ていきましょう。
結果から先に書くと、土地代込みで68,138,981円でした。
建物の大きさは50.10坪で見積もりを出しており、本体工事費は18,635,983円。
オプション工事費は小計で3,500,000円です。
こちらは付帯工事費。内容は、
- 屋外電気配線工事
- 屋外給排水工事
- 屋外立水栓工事
- 雨水排水工事
- 仮設費用
- 下水道接続工事 宅内接続
- 合併浄化槽工事
- 簡易水洗便槽工事
以上の8項目で、小計は1,214,000円となっています。
つづいて、必要費用の項目です。内容は、
- 基本図面作成料
- 設計料
- 地盤調査
- 工事監理費
- 諸検査費用
- 住宅瑕疵(かし)保険料
- 長期優良住宅認定費用
- すまい給付金申請手続き代行手数料
- 火災予防条例対応費
以上の9項目で、小計は876,000円となっています。
本体工事費・オプション工事費・付帯工事費・必要費用の4つを合計し、消費税を足すと、建物の総工事費合計は26,648,581円です。
私は見積もりを出した時点でまだ土地を購入していなかったため、希望しているエリアのなかで50.10坪の家を建てられる土地を、仮設定して計算してもらいました。
土地代金33,800,000円に仲介手数料1,181,400円をくわえて、土地購入費の小計は34,981,400円です。
その下の黄色く塗られた項目は、紹介工事費。内容は、
- カーテン工事費用(別途)
- 居室照明器具工事費用(別途)
- エアコン工事費用(別途)
- 室内家具購入費用
- フロアーコーティング費用
- 解体工事
- 造成工事
- 外構工事(約1,500,000円)
- 引っ越し費用
- ハッピーライフクラブ・プレミア(年会費5,400円)
以上の10項目で、小計は1,505,400円。
カーテンや照明・エアコンといった費用は、打ち合わせ前の現段階では金額が出せないため、別途請求と記されています。
解体工事は「古家ありの土地」に建てる場合のみにかかる費用であり、かならずかかるものではないので、小計にふくまれていません。
ハッピーライフクラブ・プレミアとは、住み始めてから受けられる会員制のサービスのことで、金額がある程度決まっていることから、小計にふくまれています。
むらさき色に塗られた項目は、その他費用。内容は以下の通りです。
- 水道加入金および接続工事費等(約500,000円)
- 地鎮祭費用
- 地盤改良工事費用(約1,500,000円)
- 上水道引き込み工事
- 下水道引き込み工事
- 下水道受益者負担金
- 仮住まい費用
- 予備費用(残土・草刈り・配線・NTT・アンテナ等)(約400,000円)
8項目を足した費用の小計は、2,400,000円。
地鎮祭はやるかやらないか施主が決められるため、小計にふくまれていません。
仮住まい費用もどこに住むかによって金額が大きく変わってくるので、金額不明となっています。
予備費用のカッコ内にある残土とは、建築工事で穴を掘るときに生じる、いらない土を処分するのにかかる費用のことです。
つづいて、上で挙げた項目にふくまれなかった諸費用です。内容は、
- 印紙税(新築請負契約書・土地売買契約書)(約20,600円)
- 建物登記費用(表示・保存・設定)(約320,000円)
- 土地登記費用(所有権移転および固定資産税精算等)(約700,000円)
- 分筆および農地転用・地目変更費用
- 火災保険料(約300,000円)
ここまでの小計が1,340,600円。
農地転用・地目変更費用とは、農地や山林を購入して家を建てる場合のみにかかる費用で、今回仮設定している土地にはあてはまらないので、金額は0円になっています。
- 印紙税(住宅ローン契約書用)(約30,000円)
- 融資手数料(約33,000円)
- ローン保証料(現金一括支払い)(約1,200,000円)
- ローン保証料(金利上乗せ)
- つなぎ融資利息・手数料
- 団信生命保険特約料(フラット35の場合)
これら6項目の小計が1,263,000円です。
ローン保証料とは、ローンの支払いが困難になった場合に、保証会社に代わりに支払ってもらうための費用のこと。
「一括払い」と「金利上乗せ払い」の2種類があり、今回の見積もりでは「一括払い」を仮設定して金額を出しています。
これらの諸費用については以下の記事で詳しく解説しているので、詳細まで知りたい方はこちらもあわせて参考にしてみてください。
先ほどの総工事費の合計に、いま解説した土地購入費・紹介工事・その他費用・諸費用をすべて足すと、合計金額は68,138,981円。
タマホームの大安心の家で50.10坪の二世帯住宅を建てると、68,138,981円かかるという結果です。
63,000,000円の借り入れをするとして、自己資金は少なくとも5,138,981円用意しておくことを勧められました。
仮に35年ローン(金利1.24%で固定)・ボーナス払いなし・元利均等返済で計算すると、月々の返済額は185,000円です。
年収でいうと10,080,000円ぐらいは必要でしょう。
とはいえ、これはあくまで33,800,000円の土地を買い、50.10坪の二世帯住宅を建てた場合の価格。
大安心の家を建てたいだけ、もしくはタマホームで二世帯住宅を建てたいだけであれば、もっと安く建てることもできます。
以下の記事でタマホームで家を建てる際の必要年収を解説しているので、68,138,981円という価格を見て心が折れかけた方は、あきらめずにぜひ参考にしてください。
タマホーム「大安心の家」の値引き額
見積もりを出してもらうときにやはり気になるのは、値引きがあるかどうかですよね。
タマホームの営業マンに話を聞いたところ、
「うちは値引きはいっさいしません。理由は、最初に見積もりを出す段階から限界まで安い価格を出すからです」
とのこと。
実際にタマホームで建てたひとの口コミを見ても、「値引きはなかった」という声ばかりなので、ほんとうに値引きは期待できないことがわかります。
ここまで書いてきましたが、小計だけではなく、内訳ひとつひとつの金額が記載されていればもっと親切な見積書になるのにな、とざんねんに感じました。
この記事を読んだことで、タマホームの家の価格に関する疑問が解消されれば幸いです。
なお、タマホームで実際に建てた方たちの声を以下の記事で解説していますので、「タマホームの家の住み心地」について知りたい方はぜひこちらも参考にしてください。
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