「一条工務店で注文住宅を建てようと思ってるんだけど、欠点ってないの?」
「公式サイト見るとメリットはたくさん書いてあるよね。でも契約するならデメリットも教えてくれないと不安だな…」
大手ハウスメーカー、一条工務店。ホームページやカタログにはいいことしか書かれてなくて、欠点がないのかどうか疑わしいですよね。
この記事では、一条工務店のホームページやカタログには載っていない、欠点・デメリットをすべて解説します。
読めば欠点・デメリットを知ったうえで建てるかどうか判断できるようになりますので、ぜひ最後まで読んでください。
(※記事内の画像はイメージです)
一条工務店の欠点・デメリット
それではさっそく解説していきます。
家の施工品質にばらつきがある
(画像引用:一条工務店ホームページ https://www.ichijo.co.jp/)
一条工務店のデメリットでまず挙げられるのは、家の施工品質にばらつきがあること。
実際に一条工務店で建てたひとの声を聞くと、以下のような報告が見られました。
- 引渡し前から壁紙がやぶれていた
- ベランダのタイルがはがれている
- ベランダの手すりにこすったような跡がある
- 窓サッシにベタベタした汚れが多数ついている
- 床暖房の配管ミスでまったく暖まらない
一条工務店ではほかのハウスメーカーと違い、下請け会社に丸投げするのではなく自社で建築をおこないます。
さらに工事の80%をフィリピンの自社工場で終わらせることにより、現場での施工ミスが起こりにくい、というのがうたい文句です。
それでもやはり施工ミスを完全にふせぐことはむずかしく、このような不具合の報告が後を絶ちません。
「一条工務店で建てれば安心だろう」
と思っていると、理想と現実のギャップにおどろくことになる可能性があるのです。
「高気密だから害虫が侵入してこない」というのはウソだった
(画像引用:一条工務店ホームページ https://www.ichijo.co.jp/)
一条工務店のウリは、なんといっても業界トップレベルの気密性。
私は住宅展示場に行ったとき、
「一条工務店の家はすき間がほとんどないから、害虫が入ってこないんですよ」
という営業マンの話を聞いて、虫嫌いのひとにとって気密性が高いということがどれだけ素晴らしいことか、理解するのはかんたんでした。
ところが、実際に一条工務店で建てたひとの声を聞くと、
「昨日、リビングダイニングでムカデを発見しました。窓をいっさい開けてないので侵入口は玄関しかないはずなんですが、害虫だけはどうにもふせげないですね…」
「うちは入居して2週間で10匹近くのゴキブリが出ました。営業マンに相談したら、『部材はフィリピンでつくってるので、そのなかに卵でも産んでたんですかねぇ』という答え。
そうですかで済む問題じゃないですよね…新築なのに…」
このように、ゴキブリやムカデを家のなかで発見したという報告が非常に多いのです。
害虫の侵入はどこの家でもあり得ることですが、一条工務店側が「害虫の侵入はない」とうたっている以上、ウソをついていることになります。
一条工務店の関係者をよそおった業者に目をつけられやすい
(画像引用:一条工務店ホームページ https://www.ichijo.co.jp/)
一条工務店の家は外観が特徴的で、知っているひとから見ると一条工務店の家であることがひと目でわかります。
その特徴を利用して、一条工務店の関係者をよそおった業者が家をたずねてくることがあるのです。
実際に建てたひとの声を聞くと、
「インターホン越しに『一条工務店で建てましたよね?』といわれ、一条工務店の関係者かと思って家に上げたら、レンジフードフィルターの紹介をされました。
あまりにも態度が悪かったので一条工務店の担当者に連絡したところ、一条工務店とはまったく関係ない業者だったことがわかったんです」
とのこと。
この施主はとくに大きな被害は受けずに済みましたが、おなじような事例が複数あり、なかには現金20,000円を請求されてはらってしまった施主もいます。
一条工務店の名前を出されると、とくに疑いもせずに玄関を開けてしまうものです。
こうした怪しい業者に目をつけられやすいのは、一条工務店の欠点・デメリットといえるでしょう。
出窓部分にも床暖房費用がかかる(全館床暖房の家の場合)
(画像引用:一条工務店ホームページ https://www.ichijo.co.jp/)
一条工務店のウリのひとつである、全館床暖房。
この全館床暖房でトラブルになりやすいのが、出窓をつけた場合に出窓部分も床暖房の施工面積としてカウントされ、床暖房の設置費用がかかることです。
実際は出窓部分に床暖房をつけるわけではないのに、費用だけは取られるという仕様。
致命的な欠点・デメリットというわけではありませんが、見積もりを出してもらう際に混乱しないように、あらかじめ知っておきましょう。
網戸から虫が入りやすい
一条工務店の家の窓には、網戸はついていません。しかし、オプションでつけることも可能です。
実際に網戸をつけたひとの声を聞くと、
「一条工務店の網戸は網目が荒く、すき間からどんどん小さな虫が入ってきます。網戸の内側についていた虫をふっ! と息で吹き飛ばしたら、網目から外に飛んでいきました…」
という報告が。
虫の侵入をふせぐための網戸なのに、機能していない状態ですね。
一条工務店側としては窓を閉めきった状態で生活することを推奨しているので、網戸の機能性にはこだわっていないのでしょう。
窓を開けたい施主にとっては欠点・デメリットのひとつに数えられます。
網戸の網の部分が枠からはずれやすい
さらに一条工務店の網戸は、網の部分が枠からはずれやすい、というのも特徴のひとつ。
実際に網戸をつけたひとからは、
「網の幅がみじかいの? と思うぐらいよくはずれますね。最初は子どもが押してはずれてしまったのかと思いましたが、明らかに子どもがさわってないときでもはずれてます」
という声が見られました。
やはり網戸の機能性にはこだわっていないようで、窓を開けて生活したい施主にとっては欠点・デメリットのひとつです。
間取りの制限が多い
(画像引用:一条工務店ホームページ https://www.ichijo.co.jp/)
一条工務店の欠点・デメリットとして無視できないのが、間取りの制限の多さ。
一条工務店の2×6工法の家には、一条ルールと呼ばれる細かい決まりがあります。たとえば以下のようなルールです。
- 強度が足りないと1階の天井に「垂れ壁」と呼ばれる天井下がりが出る
- 強度が足りないと1階に「耐力壁」と呼ばれる壁が追加で出現する
- 3帖以下の部屋には窓がつけられない
なぜこうなってしまうかというと、2×6工法の家は1階と2階の壁の位置をそろえないといけないからです。
1階に大きなリビングをつくる場合、2階にはおなじ大きさの空間ができてしまいます。
2階の空間を小さくしようと思ったら、1階にもおなじ位置に壁が必要なため、リビングのなかであっても「垂れ壁」や「耐力壁」が出現してしまうのです。
窓がつけられないというのも、ひとによっては致命的な欠点ですよね。
仮に施主がそれでもかまわないと思っていても、いっしょに生活する家族から不満の声が出ることもあり得ます。
石油ファンヒーターがつかえない
一条工務店の家では、石油ファンヒーターはつかえません。
理由は、気密性の高さが災いして、一酸化炭素中毒になって死んでしまうからです。
とはいえ、業界トップクラスの断熱性能にくわえて、床暖房やエアコンはふつうにつかえるので、寒さに震える心配はないでしょう。
思い入れのある石油ファンヒーターを持っていてどうしてもつかいたい、という特別なこだわりがあるひとにとっては、欠点・デメリットになります。
ここまで書いてきましたが、ホームページやカタログを見ただけではぜったいに気づけない部分ばかりで、ハウスメーカーえらびの参考になったなら幸いです。
欠点・デメリットをあらかじめ知ったうえで、契約するかどうか検討してみてくださいね。
なお、一条工務店で実際に建てた方たちの声を以下の記事で解説していますので、「一条工務店の家の住み心地」について知りたい方はぜひこちらも参考にしてください。
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