セキスイハイムとへーベルハウスではどっちを選ぶべき?決め手はこの2つ!

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「注文住宅を建てようと思ってるんだけど、セキスイハイムとへーベルハウスどっちがいいか悩む…」

「選択失敗して後悔したくない! セキスイハイムとへーベルハウスを選ぶ決め手を教えて!」

人生で一度の注文住宅、ハウスメーカー選びで失敗したくないですよね。

この記事では、セキスイハイムとへーベルハウスの特徴を6つのポイントに分けて、詳しく比較したうえで、どちらを選んだらいいかを解説します。

読めば自分に合っているのはどちらのハウスメーカーなのかがハッキリしますので、ぜひ最後まで読んでください。

セキスイハイムとへーベルハウスの比較ポイント6つ

それではまず、セキスイハイムとへーベルハウスを以下の6つのポイントで比較してみましょう。

  • 耐震性
  • 間取りの自由度
  • 坪単価
  • 断熱性能
  • アフターサービス
  • 営業マンの質

耐震性はセキスイハイムのほうが安心

耐震性は、まずセキスイハイムは標準仕様で耐震等級3(建築基準法レベルの1.5倍の耐震性)となっており、安心です。

ただし、一部の特殊プランでは例外もあるので、建てる際は注意が必要です。

セキスイハイムの耐震性能
(画像引用:セキスイハイムホームページ https://www.sekisuiheim.com/)

セキスイハイムが行った実験では、標準的な2階建ての建物に計100回以上の揺れを実施。

一般的な基準である耐震等級3は600ガル(※ガル=地震の揺れの大きさを表す加速度の単位)程度の地震が起きても倒壊しないことが基準になっていますが、実験では3.52倍の2,112ガルの揺れを与えても、構造体に有害なダメージはありませんでした。

2階建てよりも被害が大きくなりやすい3階建ての建物を使った実験でも、1,862ガルまでクリアしました。

サイレス
(画像引用:へーベルハウスホームページ https://www.asahi-kasei.co.jp/hebel/index.html/)

対して、へーベルハウスの3階建てが可能な住宅(2~4階建て)には、オイルダンパー制震システム「サイレス」が標準搭載されています。

「サイレス」は高層ビルにも採用されている制震システムで、大地震から中小規模の地震まで、幅広く効果を発揮して住宅を守ります。

「サイレス」の耐用年数は60年であることが確認されており、地震によってオイルダンパー内のオイルが温度上昇しても、ほとんど性能が下がらないという実験結果が出ました。

営業マンいわく、「一般的なハウスメーカーでは、30坪の家だと制震装置を5個ぐらいしかつけませんが、へーベルハウスは40個弱つけるので、震度7の地震が何回来ても最初の状態と変わりません」とのこと。

ただ、耐震等級についてはかならず3が取得できるとは公言しておらず、40個弱の制震装置がどこまで役に立つかは不明です。

以上のことから、一部例外はあるものの、耐震性については標準仕様で耐震等級3が取得できるセキスイハイムのほうが安心できるといえるでしょう。

間取りの自由度はどちらも低い

間取りの自由度は、どちらも高いとはいえず、五十歩百歩です。

まず、へーベルハウスの重鉄・システムラーメン構造は通し柱(1階と2階のおなじ位置に設置する柱)が必要なため、1階の間取りの影響を受けて、2階や3階にどうしても動かせない柱があったりします。

天井高も2,400mm固定(一般的な高さ)で、開放感のある大空間をつくることは難しいです。

セキスイハイムのユニット
(画像引用:セキスイハイムホームページ https://www.sekisuiheim.com/)

対して、セキスイハイムでは88種類のサイズバリエーションを持つユニットを組み合わせて枠をつくり、そのなかの空間を自由に仕切れます。

鉄骨の柱と梁だけで基本構造が成立するので、室内に構造を支える壁が少なく、耐震性をキープしたまま最大約33帖の柱や壁が出ない空間をつくることも可能です。

構造を支える壁が少ないと、将来リフォームしたくなったときに間取りの変更が柔軟にできるというメリットもあります。

ただ、ユニットをブロックのように組み合わせてつくるという特性上、間取りの一部を広げるとそれに連動して廊下が必要以上に広くなるといったように、細かい融通が利きません。

坪単価はセキスイハイムのほうが安い

坪単価の目安は、

  • セキスイハイム:600,000円~1,000,000円
  • へーベルハウス:700,000円~1,500,000円

となっており、セキスイハイムのほうが安いです。

ただ、坪単価の計算方法には厳密な決まりがなく、計算方法によって金額が大きく変わってきます。さらに材料費の高騰や建築会社の方針変更によって年々変動していくので、あくまで参考程度にとらえましょう。

なお坪単価の計算方法については以下の記事でさらに詳しく解説しているので、詳細まで知りたい方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

具体的にいくらで建てられるか総額が知りたい方には、以下の記事がおすすめです。ぜひ読んでください。

断熱性能はセキスイハイムが上

断熱性能はセキスイハイムのほうが上です。

住宅の断熱性能を表す「Q値」と、年間でかかる冷暖房費を下の表で比較しました。見てください。

ハウスメーカー Q値(断熱性能) 年間冷暖房費(37坪の場合)
セキスイハイム(木造) 1.60 110,000円
セキスイハイム(鉄骨) 2.10 211,000円
へーベルハウス 2.70 298,000円

「Q値」は小さければ小さいほど断熱性能が高いという意味です。

数値を見ると、セキスイハイムのほうが優秀であることがわかりますね。

年間冷暖房費は断熱性能が高くなるほど安くなり、37坪の住宅の場合、へーベルハウスよりもセキスイハイム(鉄骨)のほうが87,000円安く、セキスイハイム(木造)になるとさらに101,000円安いです。

断熱性能にこだわるなら、セキスイハイムを選ぶべきでしょう。

アフターサービスはセキスイハイムのほうが手厚い

セキスイハイムとへーベルハウスのアフターサービスを比較してみると、セキスイハイムのほうが手厚いことがわかります。内容は以下の通りです。

<セキスイハイムのアフターサービス>

  • 構造耐力上主要な部分・雨水の侵入を防止する部分・外壁(下地及び仕上げ材)について、最長30年の保証がつく
  • 30年保証の適用を受けるためには、引渡しから6ヶ月・1年・2年のタイミングで行われる定期点検と、25年目までの5年おきに行われる定期診断(無料)を受けること
  • 30年目以降も、60年目までは5年おきに定期診断が実施される
  • 入居後に利用できる相談窓口は24時間365日対応

<へーベルハウスのアフターサービス>

  • 構造耐力上主要な部分と雨水の侵入を防止する部分について、30年の初期保証がつく
  • 引渡しから1年・2年・5年・10年・15年・20年・25年・30年目に無料点検がある
  • 30年目に防水・外装の集中メンテナンス(有料)を受けることで、保証を60年に延長
  • 60年目まで保証を継続するためには、30年目以降5年ごとの有料点検を受けること
  • その他主要な住宅設備機器に10年の保証がつく
  • 入居後の不具合はへーべリアンセンターという相談窓口に相談できる(営業時間・定休日ともに不明)

両社の大きく違う点は、セキスイハイムは無料の定期診断を60年目までやってくれることです。

へーベルハウスは最長60年まで保証継続できますが、30年目の集中メンテナンスと、その後5年ごとの点検は有料となっています。

アフターサービスの手厚さで選ぶなら、セキスイハイムを選ぶべきですね。

営業マンの質はセキスイハイム>へーベルハウス(個人的な意見)

私は住宅展示場で、セキスイハイム・へーベルハウス両社の営業マンとそれぞれ話した経験があります。

営業マン1

セキスイハイムの営業マン(推定40代男性)は、こちらがした質問に対して耐震等級・制震・免震といった用語を使って詳しく説明してくれました。

途中で「打ち合わせに行かないといけない」といって、別の営業マン(推定30代男性)に交代。

メーカーの方針なのか、2人ともまったくガツガツしておらず、自社の商品のメリットをいった後にかならずデメリットを付け加えて、こちらに判断する間を与えるのが印象的でした。

営業マン2

対して、へーベルハウスの営業マン(推定20代男性)は、かなりガツガツした営業マンでした。

「ほかのメーカーとも比較して決めたい」というこちらの意向にかまわず、「ほかのハウスメーカーなんて見てはいけません。1社で決めてください」といい、あわよくばこのまま契約させよう、という姿勢で圧倒されました。

電話営業もしてこようとしたので、「必要なときはこちらからかけます」と丁重にお断り。
…したはずなんですが、何度も何度も電話がかかってきて、恐怖を覚えました。

いうまでもなく、営業マンの質では断然セキスイハイムが上ですね。

両社の営業マンについてもっと知りたい方には、以下の記事がおすすめです。

セキスイハイムとへーベルハウスを選ぶ決め手

2択で迷う女性

セキスイハイムとへーベルハウスを比較してきた結論として、両社を選ぶ決め手は以下の2つです。

  • 家の性能で選ぶならセキスイハイム
  • ガツガツした営業に対して「やる気がある」と好印象を抱けるならへーベルハウス

ここまで読んでいただいた方ならわかる通り、6つの比較ポイントすべてにおいて、へーベルハウスが上回っている部分はありませんでした。

こうなると、トータル的に満足できる可能性が高いのはセキスイハイムだといっていいでしょう。

営業マンの質についてはあくまで私が話した相手がこうだった、という話であって、へーベルハウスの営業マンが全員ガツガツしているとは限りません。

ただ、私の行った住宅展示場では、へーベルハウスのモデルハウスの前だけつねにスタッフが大きな声で呼び込みをおこなっており、会社としての姿勢がそもそもガツガツしているのかな、と思います。

私的には印象最悪です。

価格帯もセキスイハイムのほうが安いですし、こういった営業姿勢に魅力を感じないのであれば、へーベルハウスを選ぶ理由はあまりないように思いますね。

ここまで書いてきましたが、「百聞は一見に如かず」という言葉のとおり、住宅展示場に行ってみると各メーカーの違いがわかって楽しいですね。

この記事を読んだことで、セキスイハイムとへーベルハウスどちらを選ぶべきかという悩みが解消されることを願っています。

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